羽田空港でチェックインを待つ人々。春節のため、多くの中国人旅行客が帰省の途につく。
撮影:伊藤有
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、成田空港を拠点とするLCC「春秋航空日本」(本社・千葉県成田市)は1月23日、成田〜武漢便の運行1月25日〜2月29日まで欠航すると発表した。
あわせて、機内での感染防止のため中国線全線で乗務員全員がマスクや手袋を着用することや、中国線全線の搭乗客に無償でマスクを配布することなどの対応策を発表した。
春秋航空日本のプレスリリース
春秋航空日本
厚生労働省の発表(1月23日)によると、中国国内での新型コロナウイルスの感染者は571人、うち17人が死亡するなど感染が拡大しつつある。
春秋航空日本では武漢のほか、寧波、上海、天津、重慶などの中国各都市と成田を結ぶ直行便を運行している。同社はBusiness Insider Japanの取材に対し、現時点では武漢線以外の欠航は決まっていないとしているが、情報収集に務めているとしている。
(文:吉川慧)