フェイスブックが初めてスーパーボウルに広告…5つの初出稿ブランド、カムバックするブランドの思惑は

リトル・シーザー

Little Caesars

  • 2020年のスーパーボウルのテレビ中継では、30近いブランドのCMがテレビ画面に押し寄せようとしている。このうち5つが、今年初登場だ。
  • それはバドライト・セルツァー、フェイスブック、リトル・シーザーズ、サブラ、サッカニーの5つ。
  • 一部のブランドにとって、スーパーボウルの生放送に夢中になっている視聴者は非常に魅力的だ。一方、フェイスブックのようなブランドは、数年の苦難を経て消費者の信頼を勝ち取ろうとしている。

今年のスーパーボウルの放送では、30近いブランドのCMがテレビ画面に押し寄せようとしている

そのうち、フェイスブック(Facebook)やピザ・チェーンのリトル・シーザーズ(Little Caesars)、ハマスのサブラ(Sabra)などいくつかは初登場で、スーパーボウル広告の常連、バドワイザー(Budweiser)やペプシ(Pepsi)らに仲間入りする。

第3クォーターに30秒の広告を流すリトル・シーザーズにとって、テレビ離れが進んでいる中でスーパーボウルに夢中になっている大勢の視聴者は、非常に魅力的だ。昨年のスーパーボウルの平均視聴者数は9820万人だったと、ニールセンが発表している。

「メディア市場はかなり進化しているが、スーパーボウルはまだ、一度にできるだけ多くの人々に影響を与えるベストな方法」とリトル・シーザーズのグローバル・マーケティングのシニア・バイス・プレジデント、ジェフ・クライン(Jeff Klein)はBusiness Insiderに語った。

「視聴者が多いということだけでなく、視聴者層に合っているかも重要だ。さらに試合ではなく、コマーシャルに注目している人も多い。他の番組ではそんなことはあり得ない」

戦略は違うが、ランニングシューズのブランド、サッカニー(Saucony)は、スーパーボウルのテントポールとしての性質を利用しようとしている。サッカニーは主にはテレビではなくストリーミング・プラットフォームに広告を出している。最近、コネクティッド・テレビとストリーミング・プラットフォームでうまくいったためだと、チーフ・マーケティング・オフィサーのドン・レーン(Don Lane)は述べた。

「我々は敢えてストリーミング視聴者をターゲットにしている。我々の調査が、彼らは違いの分かる、インターネットに繋がっている視聴者であることを示しているからだ」とレーンは述べた。「我々は最近、コネクティッド・テレビで成功した。それが我々のサイトへのトラフィックに繋がっている」

生命保険会社のニューヨーク・ライフ(New York Life)、スニッカーズ(Snickers)、ウェブ作成サービスのスクエアスペース(Squarespace)なども数年ぶりにスーパーボウルに戻ってくる。ニューヨーク・ライフは80年代に多くの広告を出していた。数十年の時を経てカムバックを果たし、175周年の新たなキャンペーンを開始する。

「これは我々のブランドにとって重要な節目。我々のブランドと世の中における我々の役割について主張することができる、一世一代の機会だ」とニューヨーク・ライフのブランド・マーケティングのバイス・プレジデント、カリ・アクスベルク(Kari Axberg)は述べた。

スーパーボウルに初登場する、5つの広告主を見てみよう。


バドライト・セルツァー(Bud Light Seltzer)

バドライト・セルツァー

Bud Light Seltzer

親会社のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(Anheuser-Busch InBev)は常連だが、新製品のバドライト・セルツァーがスーパーボウルでのデビューを果たす。

同社は今月初めに、バドライト・セルツァー初のコマーシャルを放送した。主役はペンシルベニア州セルツァーの「市長」だ。そのスポット広告がこちら。

フェイスブック(Facebook)

フェイスブック

Brian Solis / Flickr

フェイスブックは60秒のスポット広告で「グループ機能」を宣伝。クリス・ロック(Chris Rock)やシルベスター・スタローン(Sylvester Stallone)を起用する。

制作は広告代理店のワイデン・アンド・ケネディ(Wieden + Kennedy)で、ここ数年相次いだスキャンダルで失った、消費者の信用を回復しようとしている。

リトル・シーザーズ(Little Caesars)

リトル・シーザーズ

Little Caesars

ピザ・チェーン、リトル・シーザーズのスーパーボウル広告は、今年が初めて。フードデリバリー企業、ドアダッシュ(DoorDash)でのデリバリー開始を強調する。広告代理店のマッキニー(McKinney)のプロデュースで、ドラマ「ザ・オフィス(The Office)」の俳優、レイン・ウィルソン(Rainn Wilson)を起用する。


サブラ(Sabra)

サブラ

Sabra

サブラも今年、ベイナメディア(VaynerMedia)がプロデュースする30秒のスポット広告でスーパーボウルにデビューする。

こちらのスポット広告には、ラッパーのT-ペイン(T-Pain)、ドラァグ・クイーンのミズ・クラッカー(Miz Cracker)とキム・チ(Kim Chi)、「リアル・ハウスワイブス・オブ・ニュージャージー(Real Housewives of New Jersey)」のスター、キャロライン・マンゾ(Caroline Manzo)とテレサ・ジュディーチェ(Teresa Giudice)らが出演している。

こちらがそのティーザー広告。

サッカニー(Saucony)

サッカニー

ドレイク・リレー(Drake Relays)では、走者たちはサッカニーのシューズを履いて競っている。

Charlie Neibergall/AP

サッカニーは、フォックスのストリーミング・プラットフォームに広告を出している。最近、コネクティッド・テレビの広告枠を購入したところ、検索数が29%増加したためだという。

アーノルド・ワールドワイド(Arnold Worldwide)のプロデュースで、同社初の生分解性シューズを宣伝する。

[原文:The Super Bowl's massive audience is a huge draw for advertisers. Here are 5 brands running Super Bowl commercials for the first time in 2020.

(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)

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