新型肺炎死者に既往症記載ない36歳男性。25人死亡、830人が感染

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武漢ではベッドが足りず、診察を待つ長蛇の列ができているとも伝えられている。

Reuters

中国政府は1月24日、新型コロナウイルスによる肺炎の患者が830人に増え、25人が死亡したと発表した。 

湖北省が23日の新規患者と死者を情報を更新し、大幅に増えた。新たに増加した死者は7人で、いずれも湖北省。

23日に発表された死者は36歳から85歳。36歳の男性は9日に発熱し、入院した。その後新型肺炎と診断され治療を続けていたが、23日昼に容態が急変し、死亡した。22日までの死者は大半が糖尿病などの既往症を持つ高齢者(最年少で40代後半)だったが、この36歳の男性は現時点では既往症に触れられていない。

政府の発表によると、湖北省では23日に新たに105人の患者が確認された。湖北省での累計患者数は549人で、治癒・退院が31人いる一方で、死者が24人、重症106人、重体23人。

湖北省以外の患者も300人近くに達しており、感染が一層拡大している。

(文・浦上早苗)

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