中国の駅構内のようす。マスクをしている人が多い。
China Daily CDIC
世界的に流行が懸念されている、中国で発生した新型コロナウイルスによる感染症の問題。
中国湖北省は1月27日、新たに1291名の新型コロナウイルスへの感染を確認したと発表。また、24名の死亡も新たに確認された。
これで、新型コロナウイルスの震源地となった武漢市のある湖北省だけでも、感染者の数は2714人。死亡者数は100人となった。中国全土では、感染者は4000人を超える規模へと拡大している。
また、1月26日付けの国家衛生健康委員会の発表では、「感染の疑い有り」とされている患者が5794人確認されていた。
軽症者が確定診断された場合、感染者は増えるが、その分(分母が増えるので)死亡率も低下する。今後、確定診断が増えていくことで感染者数は増加する可能性が高いが、決してパニックにならず、冷静に状況を見守ることが必要だ。
26日には、WHO(世界保健機関)が一連の感染症が、世界的に「高リスク」であると発表。日本では28日、閣僚会議によって指定感染症へと指定された。
(文・三ツ村崇志)