「0.01秒差の負け」が導いた心理学への道【ラグビー日本代表元メンタルコーチ・荒木香織2】

荒木香織

1973年、京都市生まれ。中高大学時代は陸上競技短距離選手として活躍。1997年、スポーツ心理学を学ぶために渡米。2012年、ラグビー日本代表のメンタルコーチに。その後、多くのトップアスリートをサポート。現在、園田学園女子大学人間健康学部教授に就任。

撮影:MIKIKO

2015年ラグビーW杯で日本代表のメンタルコーチだった荒木香織(46)は、小学4年生から陸上競技を始めた。

勝負種目は100メートル。短距離の選手だった。高校1年の秋に地元で迎える京都国体を見据え、小学5年生から京都府の陸上競技連盟が実施する強化合宿に呼ばれた。両親ともに陸上選手。母親は日本体育大学出身で高校教師の経験もあった。

「3歳からクラシックバレエしか習ってなかったのに、足が速かったという理由で推薦されて。行きなさいと言われて行った、という感じです。指導者に恵まれていて、小中高大と暴力や暴言は一切経験していません。のびのび走っていました」

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