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- アマゾンは、電気自動車メーカーのリビアンに10万台の特注の電気自動車を発注した。
- 電気自動車への移行は、2040年までに炭素排出量をゼロにすることを目指すアマゾンの施策の一つだ。
- アマゾンは、毎年25億個のパッケージを配送しており、物流業務を急速に拡大している。
2021年には、あなたがアマゾンプライムで注文した荷物がアマゾン(Amazon)の電気自動車で配達されるようになっているかもしれない。
アマゾンは2月4日、電気自動車メーカーのリビアン(Rivian)に10万台の特注車両を発注したと発表した。電気自動車は、同社が2040年までにカーボンニュートラルにするという自主的な誓約「Climate Pledge」を達成し、物流業務をさらに拡大するのに欠かせないものだ。
アマゾンは伝えられるところによると年間25億個のパッケージを配送していて、今やアメリカ最大の配送業者の一つだ。2019年には自社配送するパッケージは20%だったが、2020年には半分になるという。
アマゾンは2021年には新しい配送車での配達を開始すると述べている。今回の発表で同社は電気自動車のデザインも披露した。配達ドライバーからのフィードバックを活かし、機能を改善したという。
アマゾンによると、チームは18カ月かけて既存の電気自動車の選択肢を検討し、独自に開発することにしたという
Jordan Stead
車両はイリノイ州ノーマルのリビアンの工場で製造される予定だ
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デザイナーたちは、まずデジタル模型を作成した
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彼らは、ミシガン州プリマスにあるリビアン本社の工房でクレイモデルも作った
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クレイモデルは、新しい車がどのように見えるかを確かめる比較的安価な方法だ
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発泡スチロールをモデルのベースにする
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軽量な発泡スチロールの上に粘土を重ねていく
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粘土のエッジをスムーズにしてモデルを完成させていく
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削ってディテールをリアルにしていく
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最終的には3つのサイズが作られる予定だ
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この写真に写っている3つの車両はそれぞれ複数のバッテリーサイズに対応している
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アマゾンによると、そうすることで各車両はルートに合わせて最適化される
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バンにはいくつかの重要な安全機能も搭載される
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自動緊急ブレーキやレーンキープアシストなどを装備する
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歩行者警告システム、注意散漫な運転者の行動を検出して警告する機能なども
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これらの車両は、アマゾンの物流管理システムにも統合される予定
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アマゾンが利用しているルーティングシステムや配送システムとも連携する
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アマゾンによると、これによりドライバーは運転に集中できるようになる
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地図情報や配達指示を示すデバイスも持つことも不要になる
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音声アシスタントのアレクサ(Alexa)が車両に組み込まれているので、ドライバーは音声コマンドで、運転しているときや荷物を運ぶ際にサポートしてもらえる
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「座席の感触から、乗り降りや荷物の積み降ろしのしやすさ、視認性まで」デザインに配達ドライバーの意見を取り入れたという
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アマゾンはまた、ドライバーが新しいバンを体験できる仮想現実ツールを作成した
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アマゾンによると、新しいバンは2021年までに配達を始める
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アマゾンの計画では、2022年までに1万台、2030年までに10万台の電気自動車が稼働する
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(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)