任天堂が発表した「お詫び」。「新型コロナウイルス感染症の影響を注視しつつ、少しでも早く製品をお届けできるよう取り組んでまいります」としている。
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任天堂は2月6日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、中国で生産されている日本向け「Nintendo Switch 」本体や周辺機器の生産・出荷が遅れる見通しだと発表した。
同社によると、全世界で累計217万本が販売され、現在品薄の『リングフィット アドベンチャー』も出荷が遅れる見込み。発表では「お客様には、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。新型コロナウイルス感染症の影響を注視しつつ、少しでも早く製品をお届けできるよう取り組んでまいります」としている。
ブルームバーグは任天堂広報担当者の話として「取引先の稼働状況次第では、日本国内で今後、スイッチが品薄になる可能性もある」と伝えた。
任天堂は1月31日、2020年第3四半期の決算を発表。売上高は第3四半期までの期間累計で1兆226億円(前年同期比253億円増)、営業利益が2629億円(同429億円増)と好調だった。
任天堂のハード・ソフトの連結販売数量とタイトル数。第3四半期決算短信より。
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「Nintendo Switch 」の累計販売台数は4800万台、第3四半期の連結販売台数は1774万台で国内販売比率は約24%。第4四半期(2019年4月〜2020年3月)の連結販売予想は1950万台としている。
(文・吉川慧)