情報共有と不正防止に役立つ…ニューヨーク市警が紙の手帳を廃止

ニューヨーク市警は紙の手帳に別れを告げる。

ニューヨーク市警は紙の手帳に別れを告げる。

AP Photo/Adam Hunger

  • ニューヨーク市警はペンと紙の手帳を廃止し、iPhoneのアプリへ切り替える。ニューヨーク・タイムズが2月6日に報じた。
  • そのアプリに書かれたメモは、他の警察官もアクセスできる中央のデータベースに保存される。
  • ニューヨーク市警は、警官が共同で担う仕事のほか、出勤記録の偽造などの不正排除にも役立つと述べた。

ニューヨーク市警(NYPD)は2020年2月、長きにわたって任務遂行の必需品だった手帳に別れを告げる。

ニューヨーク・タイムズが、NYPDは2月17日に正式に手帳を廃止すると報じた。手帳の代わりに、支給品のiPhoneにインストールされる専用アプリを使用する。重要なのは、アプリは警察官が書いたメモを他の警官もアクセス可能なデータベースに保存し、警官が入力した時刻と場所も記録することだ。

「手帳が警官のロッカーに置かれたままだったり、膨大な量の情報を入手できなかったりといったことがなくなり、以前はなかった機能を我々にもたらすだろう」と、NYPDのアンソニー・タッソ(Anthony Tasso)副部長はニューヨーク・タイムズに述べた。当局は、このシステムによって、手書き文字が判読できないという問題を解消し、警察官による記録の偽造も防止できると述べた。緊急通報された情報は警官のスマートフォンに送られるため、そのデータは出動記録と自動的に紐づけることができるようになると、タッソ氏は付け加えた。

ニューヨーク・タイムズによると、この変更はすべての警察官に歓迎されているわけではない。煩わしい監視や管理の下に置かれることを嫌がる警官もいるし、単純にペンと紙が使えなくなるのを惜しむ警官もいる。

勤続14年のある警官は「これらの記録を保存することにとてもノスタルジーを感じる。私はペンと紙の人間だから大きな変更だが、若い連中にとってはとても簡単なことだろう」とニューヨーク・タイムズに語った。

[原文:The NYPD is officially retiring physical memo books and replacing them with an iPhone app

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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