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ハンドル、座席、窓、ミラーなしでもOK…自動配送のニューロ、公道走行の認可を初めて取得

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Nuroの新しい車両R2。

Nuro

  • 自動配送スタートアップのニューロは、連邦安全基準の免除を受ける最初の自動運転企業になった。
  • つまり、ニューロは、サイドミラーやフロントガラスのない車両を製造できるということだ。
  • 新しいニューロの車両、R2には商品用の2つのコンパートメントはあるが、ハンドルや座席はない。
  • ニューロは、すでにクローガーの食料品とドミノピザを配達していて、ウォルマートの食料品配達も発表した。

自動配送のスタートアップ企業、ニューロ(Nuro)はアメリカ政府の乗用車の安全基準を免除された最初の自動運転企業になった。この決定により、Nuroは、サイドミラーやフロントガラスなど、乗用車に必要な機能を持たない車両を製造できる。

アメリカ運輸省道路交通安全局(NHTSA)は2月6日に免除を発表した。これは、ニューロの新しい配送車両であるR2に適用される。R2は、商品用の2つのコンパートメントを備えているが、ハンドルや座席はない。ただし低速車両の基準を適用されているため、25mph(時速40km)を超える速度で走行することはできない。

「これは低速の自動運転配送車両であるため、運転手が乗る車両にあるミラーやウインドウなど、従来必要としていた機能はもはや意味がない」とイレーン・チャオ(Elaine Chao)運輸長官はプレスリリースで述べた 。

ニューロは今後2年間で最大5000台のR2車両を公道に配備するとしているが、NHTSAはニューロに対し、R2がどのように機能するのか、コミュニティへの働きかけをどのように行うかについての情報を提供するよう求めている。

NHTSAの決定は、他の企業もハンドルを持たない自動運転車を開発し、行動で使用する道を開く可能性があるため、自動運転業界に大きな影響を与えることになる。

ゼネラル・モーターズ(GM)も同様の免除を申請しているが、ニューロとは異なり、R2よりも高速で乗客を乗せる自動運転車の配備許可を求めており、NHTSAはまだ最終的な判断を下していない。

グーグル(Google)の自動運転車プログラム(現在のWaymo)に関わった元従業員2人によって2016年に設立されたニューロは、アリゾナ州とテキサス州でクローガー(Kroger)の食料品とドミノ・ピザの配達実験を行った。 また、ウォルマートと提携して食料品配達実験を行うこと発表した。

ニューロの目標は、人間のドライバーをなくすことで、いつの日か消費者が配送料から自由になることだ。共同創業者のデイブ・ファーガソン(Dave Ferguson)は2019年、Business Insiderに対し、コスト削減により、販売者に課される手数料だけで運営資金を調達できるようになると述べていた

ファーガソンは2月6日、テキサス州ヒューストンの公道でR2のテストを開始すると述べた。 ファーガソンによると、R2は以前のニューロの車両「R1」よりも耐久性が高く、収納スペースが大きいという。

Pitchbookによると、ニューロはこれまでに10億ドル以上を調達しており、そのうち9億4000万ドルはドアダッシュ(DoorDash)やウーバー(Uber)といったライバル企業にも投資しているソフトバンクによるものだという。

[原文:The delivery startup Nuro just became the first self-driving vehicle company to get permission from the US government to ditch side mirrors and windshields

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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