コアラもカモノハシも…… オーストラリア、森林火災の影響で「緊急介入」を必要とする動物113種のリストを公表

コアラ、カモノハシ、ハナナガネズミカンガルー

多くの動物が危機に瀕している。写真は左からコアラ、カモノハシ、ハナナガネズミカンガルー。

Business Insider/Reuters

  • オーストラリア政府は2月11日(現地時間)、森林火災によって生息地を破壊され、「緊急介入」を必要としている113の動物のリストを公表した。
  • このリストには、コアラやカモノハシ、カエルを含む複数の鳥類、哺乳類、爬虫類、魚類が含まれる。
  • オーストラリアでは2019年9月以来、これまでにない森林火災によって2700万エーカーの土地が焼け、少なくとも10億の動物が犠牲になったと見られている。被害は今も続いている。

オーストラリア政府は2月11日、森林火災によって生息地を破壊され、「緊急介入」を必要としている113の動物のリストを公表した。

危機に瀕しているとされたのは、13の鳥、19の哺乳類、20の爬虫類、17のカエル、5の無脊椎動物、22のザリガニ、17の魚類だ。

専門家たちは、コアラを含むこうした動物の大半は「少なくとも30%」が火災の犠牲となっていて、中にはさらに多くの犠牲を出した種もあると見ている。

オーストラリアでは、春から夏の間にしばしば森林火災が発生する。だが、今シーズンは史上最悪規模だ。

2019年9月以来、これまでにない森林火災によって2700万エーカーの土地が焼けた。少なくとも10億の動物が犠牲になったと見られている

オーストラリア政府は「火災はいつになく広範囲に及び、多くの場所で非常に激しく燃えた。火災の前から一部の種は危機に瀕していると考えられていたが、火災がその絶滅のリスクを高めている」としている。

リストアップされた動物の1種がコアラだ。オーストラリアの環境大臣は2019年12月、ニューサウスウェールズ州の海岸沿いに生息するコアラの最大30%が森林火災で命を落としたと述べている。

ハリモグラ

カンガルー島のハリモグラも危機に瀕している。

REUTERS/Daniel Munoz

政府はまた、オーストラリア固有の哺乳類カモノハシも危機的な状況にあるとしている。科学者たちは2020年1月、カモノハシが「絶滅寸前」に追いやられていると述べた。

今回のリストに植物は含まれていない。植物への脅威については、政府は引き続き調査するとしている。

「リストに上がった動物は、まず優先すべき種だ。他の多くの種も回復を支援するための管理、介入が必要になるだろう」

「火は燃え続けており、それが他の種を緊急介入を優先すべき種にする可能性もある」

[原文:Australia's government listed 113 native animal species that need 'emergency intervention' in order to survive after its devastating bushfires

(翻訳、編集:山口佳美)

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