「留守番&キャットシッター」として、わたしがお金をかけずにアメリカ中を旅して回った方法

筆者とジャスパー

筆者とラグドールのジャスパー。ジャスパーは筆者が地元ブリスベンでお世話したネコだ(2019年12月)。

Courtesy of Madolline Gourley

  • マドライン・ガーリー(Madolline Gourley)は29歳の旅人で、オーストラリアのブリスベン出身のライターだ。
  • 2012年に大学を卒業してから、留守番とキャットシッターをする代わりに無料で泊まる場所を確保し、これまでにアメリカ12州を旅してきた。
  • "ふわふわのお友達"を世話することで、彼女は素晴らしい場所に滞在し、親切な家主とつながってきた。
  • ペットが好きで、低コストの旅行に興味があるなら、地元のみならず、世界中のユーザーとつながることのできる専門サイトに登録することを彼女はオススメしている。年会費は安いところで20ドル(約2200円)だという。

わたしの「留守番&キャットシッター」の冒険は突然始まった。たまたま2017年の年末から2018年の年始にかけて、わたしはちょっとした仕事とネコのお世話をする代わりに無料で泊まれる場所を見つけたのだ。サンフランシスコを探検するチャンスでもあった。ところが、この10日間の「第2の我が家」で過ごす休暇がきっかけで、わたしはその後、オーストラリアとアメリカを4回も行ったり来たりすることになった。シアトルからボストン、シンシナティ、サンタフェなど、わたしはいろいろな場所を旅してきた。直近では、テネシー州ナッシュビル、テキサス州オースティン、ワシントン州レイクフォレストパーク、アラバマ州バーミンガムの家で留守番&キャットシッターをしてきた。それは、素晴らしいペットとともに過ごす、低コストの夏休みの延長のようだった。


どうやって始めたか

ハーベイ

サンフランシスコの家で初めてお世話したハーベイ。

Courtesy of Madolline Gourley

ここ数年で、わたしは複数の留守番サイトに登録してきた。登録料はサイトによってさまざまだが、どれだけ宿泊費を節約できるかを考えれば、すぐに元は取れる。

  • TrustedHousesitters:シッターの登録料は年間119ドル。家主&シッターとしての登録料は年間148ドル。わたしのお気に入りのサイト。オファー数が最も多く、競争も激しい。
  • housecarers.com:登録料は年間50ドル。わたしの最も記憶に残る留守番&キャットシッター経験の1つは、このサイトで見つけたもの。
  • MindMyHouse:登録料は年間20ドル。わたしが利用した中で一番安い。
  • House Sitters America:登録料は年間30ドル。その名前からも分かる通り、滞在先となるのはアメリカ国内のみ。ただ、オーストラリア、カナダ、イギリス向けの姉妹サイトがある。登録料はそれぞれのサイトで発生。

ハウスシッターは美しい家の面倒を見て、その家を満喫する1つの方法でもある。わたしが2018年のクリスマスに約10日間、面倒を見たボルダーの家はとても大きくて、素晴らしい場所にあった(Airbnbで同じような家に同じくらいの期間、滞在しようと思うと9000ドルほどかかる。この金額は友人とシェアしても、わたしには出せない金額だ)。そう考えると、housecarers.comの登録料はリーズナブルだ。

また、こうしたサイトの大半はリファラルプログラムを導入していて、推薦してくれる人が1人増えるごとに数カ月分の登録料が無料になる。

留守番&キャットシッターの広告は、フェイスブックでも見つけることができるが、専門サイトよりもセキュリティー面でさらに注意が必要になるだろう。TrustedHousesittersに初めて登録した時は、「本人確認」のため、まずパスポートのコピーを提出しなければならなかった。


いろいろなお金が節約できる

筆者

オーストラリアのタスマニア島ローンセストンで留守番&キャットシッターをしていた時に訪れたクレイドル・マウンテン国立公園で。

Courtesy of Madolline Gourley

留守番&キャットシッターとして旅をすると、実は他にもいろいろなお金が節約できる。わたしの滞在先の家主はしばしば空港までわたしを迎えに来てくれ、わたしがいる間に彼らが戻ってくる場合は、空港まで喜んで送り届けてくれた。これは空港との往復の自動車代20~40ドルの節約になった。わたしが留守番&キャットシッターを始めて約2年、合計800ドルほどになるはずだ。


知らない街を探検できる

ボルダー

コロラド州ボルダーの家から見た景色。

Courtesy of Madolline Gourley

家主の中には、親切にもわたしに公共交通機関のパスを買ってくれる人もいた。ボストンでは、2匹のペルシャ猫を飼っている若いカップルがパスを用意してくれたので、電車代を気にせず、街を探検することができた。


世界中の家主とつながれる

ペルシャ猫

イーストボストンでお世話をしたペルシャ猫のココアパフとベビネス。

Courtesy of Madolline Gourley

ボストンの若いカップルは、わたしに家にあるものなら何でも食べるよう勧めてくれた。補充する必要もなく、だ。「パントリーを自由に使って」という家主は多く、中には素敵な家庭菜園のある家もあり、収穫して使うよう勧めてくれる依頼主もいた。

2019年7月に留守番&キャットシッターをしたテキサス州オースティンの家では、ホールフーズのギフトカードを用意してくれていた。驚いたが、うれしかった。10ドルか20ドル分くらいかなと思いつつ、店にちょっとしたおやつを買いに行くと、レジで、まだ90ドル分残っていますと言われた。2人がくれたカードは100ドル分だった。つまり、わたしの滞在中の食費の全てがこれでまかなえるということだ。このカップルは空港で会った時、わたしのためにベジタリアン・タコスまで差し入れてくれた —— これほど親切な家主はいない。これは、一部の人々がいかに自分たちの家とペットを世話してくれる相手に感謝しているかを示すものだろう。 ちなみに、こうした"ギフト"がなければ、わたしは1日あたり10~20ドルを食料品 —— 大半は新鮮な果物や出来立ての食べ物 —— に使っている。地元のカフェやレストランを試すこともある。


考えておきたいその他のコスト

シャディー

お気に入りの箱にはまる10歳のシャディーは、オースティンでお世話したネコ。.

Courtesy of Madolline Gourley

アメリカ各地で留守番&キャットシッターをすることで、わたしは滞在費をかなり節約することができた。だが、保険はどうなっているか? オーストラリア人のわたしは、RACQやBudget Directといったオーストラリアの保険会社に、いざという時のためにあらかじめ200豪ドル(約1万5000円)を払っている。


ベストな移動の仕方

サワロ国立公園

アリゾナのサワロ国立公園で。

Courtesy of Madolline Gourley

都市間の移動も安くはない。わたしのお気に入りは、格安航空会社のサウスウエスト航空だ。ただ、朝早く起きたり、車中泊が気にならなければ、バス移動はとてもリーズナブルになり得る。また、鉄道の方が安く済むこともある。アラバマ州バーミンガムからルイジアナ州ニューオーリンズに移動した時は、わたしはアムトラックに乗った。バスなら77ドルのところ、38ドルで済んだ。


レンタカーをしたくなることも

ブラックホーク

クリスマスシーズンに訪れた、コロラド州のカジノの街ブラックホーク。

Courtesy of Madolline Gourley

留守番をする家によっては、レンタカーをしたくなることもあるだろう。わたしの場合、これまでほとんどの家で車は必要なかったが、車があればもっと手軽に辺りを見て回ることもできる。例えば、コロラド州ボルダーで留守番&キャットシッターをした時は、家が山の上の方にあって、公共バスも通っていなかったため、車なしではまず出かけることができなかった。わたしはデンバーの空港で小さな車を借りた。10日間で350ドルくらいだったと思う。ガソリン代や道路の通行料金などと合わせて、全部で550ドルほどかかった。

無料で泊まれる家に「ノー」と言うのは難しい。だが、留守番&キャットシッターをするなら、こうした潜在的なコストにも注意しよう。


全ての旅人にマッチするシッターの仕事がある

フィッツ

ボストンのウォーターフロントを眺めるフィッツ。

Courtesy of Madolline Gourley

1泊2日でも、数週間でも、マンションでネコのお世話をするにせよ、農場で牛、鶏、羊、豚のお世話をするにせよ、わたしは全ての人にマッチする"留守番&ペットシッター"の仕事があると考えている。保険や航空運賃などある程度のコストはかかるが、アメリカ中で留守番&キャットシッターをしたことは、無料で滞在できる場所を手に入れること以上のものだった。わずかなコストで、わたしはとてもユニークな家や素晴らしい街に滞在し、素敵な人々に出会い、彼らのペットとつながり、彼らのように生活するチャンスに恵まれたのだ。

[原文:I've saved thousands of dollars and stayed all over the US for free by house and cat sitting — here's how I do it

(翻訳、編集:山口佳美)

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