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「テスラ黒字化で株価が上がる25社」モルガン・スタンレーが買い推奨。電気自動車市場は"本気モード"突入へ

テスラ 上海 ギガファクトリー

テスラが上海で稼働させた「ギガファクトリー」の内部。増産が期待される。

REUTERS/Aly Song

  • 米金融大手モルガン・スタンレーは、テスラが2020年後半にも黒字化を果たすと予測している。
  • テスラが黒字化を実現すれば、電気自動車市場には、それをゴーサインととらえた投資マネーがなだれ込む可能性がある。
  • ドミノ倒しのように投資決定が連鎖していくことで、電気自動車や充電スタンドの普及が進むと予測するアナリストも多い。
  • そうした投資環境の変化によって恩恵を受ける25の企業を彼らにあげてもらった。アナリストらは2030年台に電気自動車の販売台数が従来車のそれを上回ると予測する。

テスラが一歩抜け出した。一方、電気自動車(EV)へのニーズの高まりによって恩恵を受けるであろう数多くの会社は、まだスタートラインに立ったままだ。

モルガン・スタンレーのアナリストチームは、この電気自動車という成長市場が今後さらに活気を帯び、その火付け役となったテスラも「上海ギガファクトリー」の増産を受けて、年内には黒字化を果たすと予測している。

アナリストらに言わせれば、テスラの成功は一種のマイルストーン(節目)のようなもので、半導体、バッテリー、化学薬品メーカーはもちろん、鉱業やエネルギー、充電スタンドの設置にかかわる企業まで、今後それぞれが投資方針を変えていくことになるという。

「電気自動車から派生する第2のプレーヤーがたくさんいて、そうした企業は電気自動車のエコシステムと切っても切り離せない関係にあり、しかも他のさまざまな産業とも深いつながりを持っている」

OEM(=納入先のブランド名で販売される製品の製造)メーカーは電気自動車向けに投資を拡大することになる。そうなると、どんなことが起きるか。

「電気自動車は規模を拡大してもちゃんと儲かることをテスラが身をもって証明できれば、OEMメーカーが電気自動車にシフトしない理由はなくなる。電気自動車の生産エコシステムには、堰を切ったように投資マネーがなだれ込むだろう」

電気自動車の部品メーカーは十分な儲けを出せるようになる。販売額が増加するにつれ、コストは下がり、利益率が改善される。革命ともいえる劇的な変化が起こるだろう、とモルガン・スタンレーのアナリストらは指摘する。

世界の自動車販売額に電気自動車が占めるシェアは現在わずか2%。モルガン・スタンレーの予測によると、5年後には11%に、さらに2030年には24%、2040年には70%まで増える

電気自動車 販売額 シェア

モルガン・スタンレーのアダム・ジョナスによると、電気自動車の販売額シェアは今後20年間で急増するという。

Morgan Stanley Research

そして、そうした電気自動車へのシフトに乗じて最も業績を伸ばすのは、モルガン・スタンレーによれば「まずは大容量で信頼性の高い、実績のあるバッテリー会社。例えば、中国のCATL、韓国のサムスンSDI、日本のパナソニック、韓国のLG化学」で、そのほかにも20社ほどがあげられるという。

以下に列記する25銘柄は、電気自動車への需要の高まり、それによる生産インフラの強化を背景に資金を集め、大きな成長が期待される会社ばかり。ほとんどはアジアを拠点とする企業で、欧米の投資家にとってはなじみの薄いものも多い。

モルガン・スタンレーが想定している現在の株価目標に対して、アップサイドの余地がどれだけあるかを計算し、その成長幅の大きさに応じて順位づけを行った。

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