サム・ヤガンは「オンラインデートの生みの親」と呼ばれている。
Shoshy Ciment/Business Insider
- サム・ヤガンはOKCupidの共同設立者であり、Match.comの元CEO、Tinderの元取締役だ。現在は、さまざまな小売業者と提携して2日間の無料配送を提供するサービス、ShopRunnerのCEOを務めている。
- 彼は「オンラインデートの生みの親」として知られている。そして、オンラインデートとショッピングの間に多くの類似点があることに気づいたと言う。
- 「どちらも、感情を測ろうする」とヤガンは言う。 「これが、両者の最大の共通点だ」
サム・ヤガン(Sam Yagan)は、SparkNotesやOKCupidの設立、Tinderでの職務、さまざまな小売業者に無料配送サービスを提供するShopRunnerの経営など、これまでの彼の仕事の中でいつもデータに興味を持っていた。
「デートサイトの生みの親」として知られる彼は、ハーバード大学在学中に3人の友人と学習ガイド会社SparkNotesを設立し、その後、出会い系サイトMatch.comのCEOになった。彼はMatch GroupのTinderでも取締役を務めており、Match GroupはOKCupid、PlentyOfFish、Hinge、Match.comも所有している。
「SparkNotesでもOKCupidやTinderでも、私はテクノロジー一般、特にデータを使って業界を変革し、破壊し、革新することに興味があった」とヤガンはBusiness Insiderの最近のインタビューで述べている。
ヤガンは現在、ShopRunnerのCEOで、オンラインデートビジネスからは離れている。ShopRunnerは小売業者と提携して無料配送を提供するサービスだ。しかし、ヤガンによると、データを分析したところ、ショッピングサイトのユーザーとオンラインデートサイトのユーザーには同様の特徴が見られたという。
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「いずれの場合も、あなたは感情を測定しようとする。それがこの2つの最大の共通点だと思う」とヤガンは言う。
ヤガンによると、オンラインで買い物をする人も、デートをする人も、自分が何を求めているのかを完全に知ることなく、それぞれのプロセスを開始するという。また、シナリオがどのように展開するかを予測するのが難しい場合もある。
「オンラインのデートの相手に何を求めているのかを聞くのは難しいことだ」とヤガンは言う。
「誰かに、ドレスは何が欲しいかを聞くのと同じように」
ヤガンは、初めてのデートを初めてドレスを買うことに例えた。どちらにも同じ要素があると。
人々が最終的な意思決定を行う方法を理解することは、ヤガンの興味をそそるものだ。OkCupidとShopRunnerの両方のサイトが目標としているのは、データを分析して人々が望むものを予測することだ。OKCupidの仕事では、ヤガンは、カップルが長続きするどうかを予測できる3つの質問があることを発見した。OKCupidとShopRunnerに同じアルゴリズムを使ってはいないが、両方に似たような原理が見られると言う。
「どちらのアルゴリズムにも、感情的で、個人的で、特異な要素がある」
[原文:OkCupid founder and ShopRunner CEO reveals how online dating and shopping apps are similar]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)