WeWorkが所有していたプライベートジェットが中古市場に…浪費の象徴?家族用にカスタマイズも

WeWorkが所有していたプライベートジェットが売出し中

ガルフストリームG650ER。

REUTERS/Aly Song

  • WeWorkが所有していたガルフストリームG650ERが、価格非公開で市場に出た。従業員によると、この定員16人の超高級ジェットはアダム・ニューマン元CEOによってよく利用されていて、WeWorkで従業員と経営陣との内部闘争がピークに達していた時期には分裂の象徴だったという。AvBuyerによると、このジェット機はニューマンのためにWeWorkによって高度にカスタマイズされ、会議用テーブルとプライベートベッドルームを備えていた。

WeWorkが所有していたプライベートジェット、ガルフストリームG650ERが価格不明で市場に登場した。

航空機販売のウェブサイトAvBuyerによると、この航空機は現在販売されている10機に満たない中古G650ERのうちの一つで、WeWorkはわずか1年余りの間だけ、この航空機を所有していた。

Business Insiderが最初に報じたところによると、WeWorkは元CEOのアダム・ニューマン(Adam Neumann)をめぐるスキャンダルを受けて、6000万ドルの超豪華プライベートジェット機を手放すという。ニューマン元CEOはこの飛行機を使って世界中を縦横に移動し、機内でビジネス会議を開いたり、家族が使うためにカスタマイズしたりした。

この飛行機は、社内分裂の原因となったノイマンの浪費の象徴だった。WeWorkの従業員は購入の事実を知るとすぐに、会社はジェットを購入することはできたが、自分たちには昇給やボーナスが与えられなかったと不満を言い始めた。

サイト上のリストには航空機の尾翼の番号は記載されていないが、シリアル番号は記載されており、アメリカ連邦航空局(FAA)に登録されているWeWorkのG650ERの尾翼番号N1872と一致する。航空機の公式所有者はユタ銀行と記載されているが、アメリカ連邦通信委員会(FCC)の航空機コールサインによるとN1872のライセンスはWeWorkに発行されていたことが判明している。

WeWorkはこの機の販売に関するコメント要請に応じていない。

ガルフストリームはプライベートジェット製造のリーダー企業であり、G650ERはその象徴的なワイドキャビン機シリーズで最も豪華な航空機の1つだ。


G650ERは、そのサイズ、速度、航続距離の点で、ガルフストリームのフラッグシップ機だ。最大19人の乗客を収容でき、最大4つのリビングエリアをカスタマイズできる空のマンションだ

G650ERは、そのサイズ、速度、航続距離の点で、ガルフストリームのフラッグシップ機だ。最大19人の乗客を収容でき、最大4つのリビングエリアをカスタマイズできる空のマンションだ

ARND WIEGMANN/Reuters

Source: Gulfstream

ニューマンのG650ERは、自動ドアで分割された複数の客室を持ち、定員は16人だ

ニューマンのG650ERは、自動ドアで分割された複数の客室を持ち、定員は16人だ

Alex Davies / Business Insider


Source: AvBuyer

このジェット機は2018年に約6000万ドルで購入された。販売価格は公表されていないが、AvBuyerのサイトで最も安い中古G650ERは現在5000万ドル(約55億円)弱で掲載されている

このジェット機は2018年に約6000万ドルで購入された。販売価格は公表されていないが、AvBuyerのサイトで最も安い中古G650ERは現在5000万ドル(約55億円)弱で掲載されている

Alex Davies / Business Insider

Source: Business Insider and AvBuyer

G650ERの航続距離は7500海里(1万3900km)で、ニューヨークと北京の間をノンストップで飛行できる。シンガポールからアリゾナ州のツーソンまでノンストップで8000海里(約1万5000km)以上を飛行して、ビジネスジェットの最長飛行記録を作ったこともある

G650ERの航続距離は7500海里(1万3900km)で、ニューヨークと北京の間をノンストップで飛行できる。シンガポールからアリゾナ州のツーソンまでノンストップで8000海里(約1万5000km)以上を飛行して、ビジネスジェットの最長飛行記録を作ったこともある

Alex Davies / Business Insider

Source: Gulfstream

航続距離は非常に長いので、追加の乗員が搭乗したり、長距離フライトで休憩したりするコンパートメントがある。ただし、WeWorkの所有機にはこの機能がなかった

航続距離は非常に長いので、追加の乗員が搭乗したり、長距離フライトで休憩したりするコンパートメントがある。ただし、WeWorkの所有機にはこの機能がなかった

Alex Davies / Business Insider

Source: AvBuyer

G650ERには会議用テーブルがあり、ニューマンが機内で開催していたビジネスミーティングに最適だ

G650ERには会議用テーブルがあり、ニューマンが機内で開催していたビジネスミーティングに最適だ

Alex Davies / Business Insider

Source: AvBuyer

WeWorkの従業員がBusiness Insiderに語ったところによると、機内のモニターはApple TV対応で、ニューマンの家族向けに子ども用映画が用意されていたという。同機には32インチのモニターが1台、26インチのモニターが2台、さらにほとんどの座席に12インチのモニターがあり、XMサテライトラジオとKa-Band衛星通信が装備されていた

WeWorkの従業員がBusiness Insiderに語ったところによると、機内のモニターはApple TV対応で、ニューマンの家族向けに子ども用映画が用意されていたという。同機には32インチのモニターが1台、26インチのモニターが2台、さらにほとんどの座席に12インチのモニターがあり、XMサテライトラジオとKa-Band衛星通信が装備されていた

Alex Davies / Business Insider

Source: Business Insider and AvBuyer

前方と後方のキャビンの仕切り壁にはモニターが追加されており、映画を再生することができる。このジェット機の特徴である3つの外部カメラのうちの1つの映像を映し出すこともできる

前方と後方のキャビンの仕切り壁にはモニターが追加されており、映画を再生することができる。このジェット機の特徴である3つの外部カメラのうちの1つの映像を映し出すこともできる。

Alex Davies / Business Insider

Source: AvBuyer

ニューマンは131回、400時間以上を飛び、飛行機はフロリダ州マイアミやネバダ州ラスベガスなどで目撃されている

ニューマンは131回、400時間以上を飛び、飛行機はフロリダ州マイアミやネバダ州ラスベガスなどで目撃されている

Alex Davies / Business Insider

Source: AvBuyer

WeWorkの従業員によると、ニューマンはベッドルームを2つ装備した。航空機のリストには、2つのソファと後部に特別室があると書かれている

WeWorkの従業員によると、ニューマンはベッドルームを2つ装備した。航空機のリストには、2つのソファと後部に特別室があると書かれている

Alex Davies / Business Insider

Source: Business Insider and AvBuyer

G650ERのコックピット。外部カメラ、センサーにより、パイロットは軍用機のようなヘッドアップディスプレイを使って人工視覚で雲の中も見ることができる。技術的に最も進んだプライベートジェットの一つだ

G650ERのコックピット。外部カメラ、センサーにより、パイロットは軍用機のようなヘッドアップディスプレイを使って人工視覚で雲の中も見ることができる。技術的に最も進んだプライベートジェットの一つだ

Alex Davies / Business Insider

[原文:WeWork's $60 million private jet is now on the market — see inside the ultra-luxurious Gulfstream G650ER

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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