多様な人材は企業にとっての大きな力…マイクロソフトへの応募に大卒資格が必須ではない理由

マイクロソフトに大卒資格は不要

REUTERS/Rick Wilking

  • マイクロソフトは非常に人気の高い就職先だが、エントリーレベルの多くのポジションは大学の学位を必要としない。
  • 同社は、経歴で応募者を排除するのではなく、ソフトウエアのスキルと学習意欲に重点を置いている。
  • 同社の幹部によると、このアプローチはマイクロソフトの多様性を強化するのに役立つという。
  • マイクロソフトは、より多様な人材を採用するために採用活動を拡大した大手テクノロジー企業数社のうちの一つだ。

あなたの名前がビル・ゲイツでなくても、大学の学位を持たずにマイクロソフト(Microsoft)に就職することは可能だ。

なぜなら、多くの新入社員レベルの職では、マイクロソフトは応募者に大学の学位を取得することを義務付けておらず、同社に適していると考える人には応募を奨励している。

マイクロソフトの幹部はBusiness Insiderに対し、このような慣行の理由について語った。新入社員の採用に一定の資格を必要としないという決定は、マイクロソフトが幅広い人材から採用することを可能にし、最終的には同社の従業員の多様性を高めるという。

「もし、みんなが同じSTEM(科学・技術・工学・数学)学位の持ち主で同じ経歴だったら、我々はすべての問題を解決することはできない」と、サイバーセキュリティソリューション部門のシニア・バイス・プレジデントであるアン・ジョンソン(Ann Johnson)はBusiness Insiderに語った。

「さまざまなバックグラウンドを持つ人がいれば、考え方を変えることができる」

マイクロソフトは、職務に対して従来の要件を除いている唯一のハイテク企業ではない。グーグル(Google)とアップル(Apple)は、テクノロジー産業全体の慢性的な多様性の欠如と闘うため、学歴に関係なく誰からでも応募を受け付けるというマイクロソフトと同様のポリシーを標榜している。

より多様な労働力の必要性について長々と語った後、ジョンソンは大学の学位は、候補者がある役割をうまくこなせるかどうかを示す完璧な指標ではないと述べた。

マイクロソフトのサイバーセキュリティ検出・対応チームを率いるピン・ルック(Ping Look)は、学位を持たずに応募する候補者は、その時点で、尊敬に値する決意のレベルを示していると付け加えた。

「学位を持っていないので面接をしないという企業もある」とルックはBusiness Insiderに語った。

「彼らにチャンスを与えるのは、ここで働く粘り強さや願望があるからだ。彼らとは話をする価値がある」

Azureのセキュリティに取り組む「データ・カウボーイ」のラム・シャンカール・シヴァ・クマール(Ram Shankar Siva Kumar)はBusiness Insiderに対し、大卒でない従業員がチームを強化していると述べている。「博士号を持っている人もいれば、伝統的な工学の学位を持っている人もいるし、大学に行ったことがない人もいる」と彼は言う。

「オプラ・ウィンフリーの発言のように聞こえるかもしれないが、『あなた』であることは本当に役に立つ」

[原文:Microsoft execs explain why they don't require a college degree for entry-level positions (MSFT)

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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