CNN
最も有名なアップルの投資家であるバークシャー・ハサウェイのCEOウォーレン・バフェット氏が、ついにガラケーを捨てた。
「わたしのガラケーは永久に去った。番号も変わった」と、バフェット氏は2月24日午前(現地時間)にCNBCで放送されたインタビューで明かした。
同氏の新しい携帯電話は、もちろんiPhoneだ。
「最新モデル」を使っているというバフェット氏だが、「フォートナイト」をプレイしたり、インスタグラムのフィードをだらだらスクロールしたりはしていない。
「大半の人が使っているような機能は使っていない」
「電話として使っている」と、バフェット氏は言う。
Paul Morigi / Stringer / Getty Images
スマートフォンが広く普及する中、バフェット氏の"携帯電話"は注目を集めていた。
バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイはアップルの株の5.6% —— 価値にして700億ドル(約7兆7600億円)以上 —— を所有している。アップルに対する経済的な関心は明らかだったが、バフェット氏はスマートフォンに持ち替えることに抵抗してきた。世界中がスマートフォンを導入する中、バフェット氏はサムスンのガラケーを使い続けていた。
ただ、バフェット氏は自分でiPhoneを購入したわけではないとCNBCに語った。アップルのCEOティム・クック氏など、周りの人々がバフェット氏にiPhoneを贈っていたからだ。
「ティム・クックからもらったものを含め、複数のiPhoneをもらっていた」とバフェット氏は話した。
アップルのCEOであるクック氏は、何年も前からバフェット氏にガラケーをiPhoneに持ち替えるよう説得を試みてきた。「個人的にオマハへ行って、技術的なサポートをすると、バフェット氏に話した」とクック氏は2018年6月、Bloomberg TVに語っている。
バフェット氏は、5月にオマハで予定されているバークシャー・ハサウェイの株主総会では「新しいスマートフォンと親しくなろうとしているわたしの姿」が見られるだろうと笑った。
(翻訳、編集:山口佳美)