中国にある世界最大のiPhone製造工場、労働者を確保するために月給の2倍以上のボーナスを提示

マスクをした人々

マスクを着用して、1年の終わりのイベントに出席するフォックスコンの従業員。

Reuters

  • アップルからiPhoneの製造を委託されているフォックスコン(富士康科技集団)は、新型コロナウイルスの流行を受けて操業停止していた中国にある主要工場で、徐々に操業を再開しようとしている。
  • 新たな労働者を確保するため、フォックスコンは7000元(約11万円)のボーナスを提示していると、サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた
  • 工場に戻ってきた従業員にも3000元のボーナスを出していると、Abacusが先週報じた。
  • フォックスコンはその声明の中で、ウイルスから従業員を守るため、最大限の注意を払っていると述べた。

アップルからiPhoneの製造を委託されているフォックスコンは、操業を再開する工場で働く従業員を確保するため、月給の2倍以上のボーナスを提示している。

フォックスコンの中国にある工場は、新型コロナウイルスの流行を受け、操業停止を強いられていた。同社の深センにある工場では、医療用マスクや医療関係者が着用する服が生産されている

だが、フォックスコンは2月20日、中国にある主要工場で徐々に操業を再開すると発表し、改めて必要な労働力を確保するために、いくつかの大胆な策を取るとした。

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、鄭州にあるフォックスコンの巨大工場では、新たに採用された従業員に7000元のボーナスが提示されている。

60日働くと3000元、90日働くと4000元のボーナスが受け取れるといい、2019年の従業員たちへのインタビューで、鄭州の工場の平均月給が2000~3000元だったことから、このボーナスは工場で働く人々にとって、かなり大きなインセンティブになるだろうと、同紙は指摘している。

自転車に乗る人々

口を覆いながら自転車に乗る鄭州の人々。

Thomson Reuters

最大35万人を雇用する鄭州の工場は、フォックスコンにとって世界最大のiPhone製造工場だ。鄭州は「iPhoneの街」としても知られている

Abacusは先週、フォックスコンが工場に戻ってきた従業員にも3000元のボーナスを出していると報じた

フォックスコンはサウスチャイナ・モーニング・ポストに対し、同社がウイルスから従業員を守るために必要な予防策を取っていることを強調した。

「新型コロナウイルスに関連した現在の公衆衛生上の課題について、わたしたちは引き続き、現地の法規制に従って、全従業員の福祉を優先し、その健康と安全を確保する努力の一環として、推奨されたあらゆる健康、衛生習慣を実施する」

その上で、中国にある工場の生産スケジュールについては「慎重なアプローチ」を取ると述べた。Business Insiderはフォックスコンにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

[原文:The world's biggest iPhone factory is reportedly offering $1,000 bonuses to lure workers after being shut down over coronavirus

(翻訳、編集:山口佳美)

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