Porsche
- ポルシェは、ポルシェ911のボンネットに購入者の指紋を印刷できる、新しい印刷方法を開発した
- ボンネットへの高品質な印刷を実現する新しいソフトウェアとハードウェアを開発したという。
- このサービスを受けるには約1400万円の自動車とは別に約90万円の費用がかかる。
ポルシェは、車のボディに高品質な印刷ができる方法を開発した。ポルシェ911のボンネットに顧客の指紋を印刷するサービスから始めるという。
ポルシェのバイス・プレジデント、アレクサンダー・ファビッグ(Alexander Fabig)は、声明の中で、指紋印刷オプションはポルシェの顧客が「重要」だと考えている個性を強調する「パーソナルな」デザインだと述べた。印刷プロセスは顧客が自分の指紋がどのように使用されるかを了解した後に始まる。印刷作業自体はドイツ・シュツットガルトのツッフェンハウゼンにあるポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチュールで行われる。
ポルシェは、他のデザインも印刷できるようにする予定だが、現時点ではボンネットへの指紋印刷に注力する。以下でユニークなボンネットのデザインについて見てみよう。
立体にも正確に描けるプリンターヘッドを使って、指紋がプリントされる
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プリンタには、ロボット技術、ソフトウエア技術、ペイント技術の3つの要素がある。ポルシェによると、ロボット技術は、プリンターやセンサーのプログラミングや制御に使用される
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プリントは正確にコントロールされている
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塗装を行うには、911のボンネットを外す必要がある
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顧客の指紋データは他の用途で使用されることがないように処理され、その後、プリントロボットで車体にプリントされる
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ボンネットを再装着する前に、指紋のデザインの上に光沢仕上げが施される
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印刷には、7500ユーロ(約90万円)の費用がかかり、3月から利用可能。日本でのポルシェ911カレラの車両本体価格は消費税込みで1359万7222円
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iSeeCarsの調査によれば、「指紋のない」ポルシェ911は再販価格が高いことで知られており、911オーナーは平均で約9.9年、車を保有する。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)