新型コロナ、株価下落…景気後退の足音。もし不況が来ても生きていける25の「強い」職業

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不況になると雇用が増える職業もある……ことをご存知だろうか。

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  • フィラデルフィア連邦準備銀行の最新予測によると、アメリカの6つの州が半年以内に景気後退に入るという。
  • その際、すべての職業が危険にさらされるわけではない。米求人サイト、ジップ・リクルーター(ZipRecruiter)のジュリア・ポラックが、次の景気後退局面でむしろ雇用増が見込める職業を割り出した。
  • 看護師、理学療法士、介護福祉スタッフなどの医療・介護関係職は、2008年のリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する金融危機や、2000年のドットコム・バブル崩壊後の不況でも雇用が増加した。

次の不況がすぐそこまで来ているかもしれない。アメリカの労働者には潜在的な脅威だ。

アメリカの6つの州(ウエストバージニア、ペンシルベニア、メーン、アイオワ、ミズーリ、デラウェア)が半年以内に景気後退に入る。フィラデルフィア連邦準備銀行の最新予測だ。

米労働省によれば、2008年の世界金融危機による不況(グレート・リセッション)で失業したアメリカ人はおよそ260万人。ここで言う不況とは、経済活動が数カ月以上にわたって顕著に下降している状態を指し、GDP、消費、雇用などの指標で判断される。

とはいえ、すべての職業が危険にさらされるわけではない。

米求人サイトを運営するジップ・リクルーターのジュリア・ポラック(専門は労働経済学)が、次の景気後退局面で雇用増が見込める職業を分析した。

高齢層や富裕層で高まる健康意識を背景に、医療・介護分野の多くの職業で雇用増加が見込まれる。ポラックはこう説明する。

「人が仕事を探すときに考慮する2大要素は、賃金と勤務地です。しかし、第3の要素も真剣に考慮すべきでしょう。それは、その職業が不況に強いかどうかです。景気後退リスクが高まっている時期であればなおさらです。高校や大学を卒業した若者がキャリアを選択するときのことを考えれば、最重要ポイントと言ってもいいでしょう」

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