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WHOがTikTokのアカウントを活用…若年層に正しい情報を伝えるために

WHOがTikTokで情報発信

WHOはTikTokによるコロナウイルス情報の発信を始めた。

WHO/TikTok

  • 世界保健機関(WHO)は2月28日にTikTokに参加し、コロナウイルスに関する情報を共有するために使用している。
  • WHOはまず2つのビデオを投稿した。1つはCOVID-19予防のヒント、もう1つはフェイスマスクの使い方についてだ。
  • WHOの事務局長は、人々は「パンデミック」に備えるべきであるが、恐怖が事実を上回ってはいけないと述べた。

世界保健機関(WHO)はTikTokアカウントを取得し、COVID-19に関する正確な情報をユーザーに広めるための取り組みを始めた。

「信頼できるタイムリーな公衆衛生のアドバイスを提供するためにTikTokに参加しています!最初の投稿は#coronavirusから身を守る方法」と、最初のビデオでは述べている。

MIT Technology Reviewが2月に報告したように、WHOはフェイスブック(Facebook)、ツイッター(Twitter)、インスタグラム(Instagram)、そして今ではTikTokなどのソーシャルメディアと提携して、誤った情報や根拠のない噂に対抗して、正しい情報を配信している。

例えば、Business Insiderは以前、TikTokやインスタグラムに投稿された、防護服を着た2人のティーンエージャーが、ニューヨーク市の地下鉄で飲み物をこぼし、その液体にウイルスが含まれているかのように見せかけている映像の存在を報じた。注目を集めようと、ウイルスに感染したふりをする者もいる。

少なくとも20以上の司法機関がフェイスブックにCOVID-19がメタンフェタミンに関係しているかのような投稿をした。人々がだまされて違法薬物を警察に持ち込むようにしたのだ。

WHOのTikTokアカウントに投稿された2つのビデオのうち、最初のビデオでは、感染症予防の専門家であるベネデッタ・アレグランジ(Benedetta Allegranzi)がウイルスの拡散を防ぐさまざまな方法を説明した。彼女のアドバイスは、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のような他の保健機関が出したものと一致している。

@who

We are joining @tiktok to provide you with reliable and timely public health advice! Our first post: How to protect yourself from ##coronavirus ?

♬ original sound - who

アレグランジは、アルコールや石鹸、水を使って頻繁に手を洗うこと、咳やくしゃみをするときは肘やティッシュで口を覆うこと、ウイルスの症状がある人は避けること、COVID-19の症状がある人は医療専門家と旅行情報を共有することを勧めている。

WHOはTikTokを使って、誰がマスクをつけるべきかについての情報やガイダンスを共有した

マスクは、ウイルスが広がりつつあるアメリカでも需要が高まっていて、論争の的となっている。しかし、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領のような政府関係者は、マスクにはウイルスの拡散を防ぐ効果はないと主張している。

アメリカの軍医総監は2月29日、本当に必要とする人々や医療従事者に行き渡らない可能性があるため、人々はマスクを買うべきではないとまで発言した。それでも、ペンス副大統領は記者会見で、スリーエムや他のメーカーと協力して、月3500万枚の新しいマスクを製造すると語った。

29日に投稿された2番目のビデオでWHOは、人々がいつ、なぜ、どのようにマスクを着用すべきなのかを詳しく説明している。

@who

When & how should masks be worn in order to protect against the new ##coronavirus ?

♬ original sound - who

「発熱、咳、鼻水などの呼吸器症状がない場合は、医療用マスクを着用する必要はない。マスクは医療従事者、患者の世話をする人、これらの症状のある人のみが使用すべきだ」

ビデオでは、WHOの緊急医療プログラムに従事するエイプリル・バラー(April Baller)が、マスクの装着方法について説明した。彼女は、マスクをつける前に手を洗い、破れや穴がないかを点検すること、そして正しい向きにしてマスクをつける方法を実演してアドバイスした。そして、マスクは一度だけ使用して、すぐに廃棄すべきであると付け加えている。

WHOのTikTokアカウントは、短期間で多くのフォロワーを獲得したが、これはソーシャルメディアでは珍しいことではない。実際、わずか数日間で、12万人以上のフォロワーを獲得している。 投稿された最初の動画は25万以上、2番目の動画は60万近くのいいね!が付いた。

WHOのTikTokアカウントが登場した数日後、WHOの事務局長は「パンデミック」を準備する理由があると述べたが、2008年の景気後退以来の世界経済のパニック状態の中で、人々に恐怖ではなく事実だけを見ることを奨励した。

中国企業が所有するアプリの統計情報は少ないが、TikTokはZ世代にとって最も人気のあるソーシャルメディアの1つであると思われる。これはTikTokがWHOのような医療機関にとって、ソーシャルメディアから直接ニュースを得ることの多い若年層に情報を伝える効果的な方法であることを意味している。

WHOにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

[原文:The World Health Organization joined TikTok to post 'reliable' advice about the coronavirus amid a stream of memes and misinformation

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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