【佐藤優】“知の巨人”が警鐘「この豊かさには期限がある」。低成長時代に考える「富」の意味

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「タマオ、湾岸のタワーマンションを買ったらしいよ」

学生時代の友人の集まりで、そんな話を聞いた。外資のコンサル会社に勤めているタマオは同じ30歳だというのに、すでに年収が4桁に乗ったという。30歳を過ぎてから、職種、業界によって収入に大きな差が出てくるとは知っていたが、こうもまざまざと現実を突きつけられるとシマオも心穏やかではない。

「上を見れば切りがないし、幸せはお金じゃない」と思いながらも、どこかで友人を羨ましく思うシマオ。特にマンションがほしいわけでも、何か高いものがほしいわけでもない。

「なぜ僕はお金がほしいと思ってしまうんだろう」

シマオはその答えが知りたくて、再び佐藤優さんの元を尋ねた。

資本主義では豊かさをお金に換算できる

シマオ:佐藤さん、今日は素朴な悩みを聞いていただきたくて、また来ちゃいました。あの……人生の豊かさって何でしょうか?

佐藤さん:豊かさ?

シマオ:はい。僕はあまり物欲がある方じゃないんです。趣味といえば将棋だけだし、服だってこだわりがない。でもやっぱり、友人が自分より稼いでいると、いいなあと自然と思ってしまうんですよね。

佐藤さん:現在、そういう人は多いですよね。

シマオ:じゃあ、お金で何がしたんだろう……と考えると、それは「豊かさ」がほしいんじゃないかって思って。

佐藤さん:「豊かさ」ですか。

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