Business Insider Japan
新型コロナウイルスの感染拡大、学校などの臨時休校に伴う子どもたちへの対応などで、在宅勤務・テレワークを実施する企業が増加している。遠隔会議ツールZOOMやSkypeなどを使って、テレワーク・ミーティングを始めるとすぐにわかるのが、使用するマイクの重要性だ。
同じ会議室にいる複数人が同時に会話すると、遠隔の人たちが聴き取りづらかったり、ハウリングを起こしたりする。こちらの会話も、できればノートPC内蔵マイクよりヘッドセットを使った方がクリアになる。
アマゾンで手に入るテレワークに役立つ製品のなかから、テレワークを快適にする4つの製品を紹介してみよう。
約1200円で手に入るテレワークの必需品「Bluetoothヘッドセット」
最近のノートPCはほとんどがインカメラ内蔵、マイクも搭載する機種が多いが、キーボードの音を拾わないなど「快適な会話」をするには、ヘッドセットは必需品。
とりあえず何か1つ買うなら……という意味で、知名度のあるメーカー品という安心感と、1200円前後という手ごろな価格が魅力だ。
片耳タイプなので音楽を聞くなどには向かないが、電話の着信も含めて、「付けっぱなし」で使うのにはちょうどいい。公式の連続通話は6時間。
大人数のリモート会議に役立つ会議マイク「Anker PowerConf」
最近のノートPCにはカメラ、内蔵マイク、スピーカー搭載はほぼ標準装備。ノートPCだけ会議室に持ち込めば最低限は事足りるが、複数人でPCを囲んで口々に発言すると、とたんに聴き取りが難しくなったりする。
今週に入って、にわかに「会議マイクがいるのでは?」と話題にしている企業もあるかもしれない。
Power Confの特徴は、次のとおり。有線接続でも使えるのは、無線(Bluetooth)接続がうまくつながらない場合などに確実につなげられるメリットがある。
- バッテリー内蔵、最大24時間連続通話
- Bluetooth接続のほか、USB Type-Cによる有線接続が可能
- 6つの全指向性マイクによる360度集音
- 実売価格は1万3000円前後
「AirPods Pro」も実は高性能なテレワークヘッドセットに
この中では価格はやや高めなものの、通勤通学の電車移動を快適にするノイズキャンセル対応、片耳でも使える自由度など「トータル評価」で考えると、アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」は良い選択だ。
イヤホンの根元の部分を“つまむ”操作で、ノイズキャンセル→外音取り込み→オフといったような操作ができるなど、デザイン性の高さと、操作性を両立している。
実売価格は3万円前後。iPhone以外にもAndroid端末やWindowsマシンでも、Bluetooth接続で問題なく利用できる。
自動追尾式ビデオ会議カメラで、座りっぱなしから解放?
会議室に固定カメラを設置する場合、カメラの画角が問題全体が映るように「引き」の画角で設置すると人物が小さくなりすぎるし、「寄り」の画角で設置すると、会議室で映らない人が出てしまう。
そういうときには、電動で首振りができるサンワダイレクトのビデオカンファレンス用カメラ「400-CAM072」が役立つ。リモコン操作での首振り(上下のチルト、左右のパンの両方に対応)のほか、話し声が聞こえる方にカメラを向ける自動追尾機構も搭載。設置場所と画角に自由度があるカメラといえる。
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(文・大塚淳史、編集部)