JPモルガン・チェースのCEO、ジェイミー・ダイモン氏。
Reuters
- 米銀行大手JPモルガン・チェースは、新型コロナウイルスの緊急時計画の"テスト"として、消費者向けの銀行業務を担当するスタッフの約10%に在宅勤務を求めている。ブルームバーグが報じた。
- コードネーム「プロジェクト・ケネディ」と名付けられたこの計画は、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大のためにアメリカ国内の銀行を閉めるというシナリオに備えるものだという。
JPモルガン・チェースは、新型コロナウイルスの緊急時計画の"テスト"として、アメリカの数千人の従業員に在宅勤務を求めている。ブルームバーグが報じた。
コードネーム「プロジェクト・ケネディ」と名付けられたこの計画を試すため、同行では消費者向けの銀行業務を担当するスタッフの約10%にリモートワークを求めているという。
この緊急時計画は、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大した場合、アメリカ国内の銀行を閉めるという可能性に備えるものだ。
Business InsiderはJPモルガン・チェースにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を防ぐため、世界各地で数多くの企業が従業員の移動を規制したり、一時的にオフィスを閉鎖するなどしている。
イギリスのロンドンでは2月、複数の企業が従業員に在宅ワークを求めた。石油大手のシェブロンでは、300人の従業員に在宅勤務を要請したという。
自動車大手のフォードは3月3日(現地時間)、世界全体で3月27日まで出張を制限していると、Business Insiderに語った。
グーグルでも、スイスのチューリッヒにあるオフィスの従業員が新型コロナウイルスの検査で「陽性」となったことを受け、海外出張をストップさせている。
(翻訳、編集:山口佳美)