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パニックの中でも光るコストコの強さ…多様な販売チャネルへの投資も奏功

最強なのは、やっぱりコストコ

オレゴン州タイガードのコストコ。

AP Photo/Gillian Flaccus

  • UBSによると、アメリカの消費者がより広範なコロナウイルスの大流行に備えて必需品を蓄えているため、コストコは売上がアップすると見られている。
  • UBSのアナリスト、マイケル・ラッサーによると、コストコは「コロナウイルスの影響に耐えられる小売り業者の1つ」であり、サプライチェーンの混乱を通じて「最も優れた」管理を行う必要があります。
  • 「消費者が店舗を訪れる回数を減らそうとしているため、コストコはリストのトップにいる可能性が高い」と、ラッサーは報告に書いている。

コロナウイルスの流行拡大に対応して、企業はオフィスや店舗を閉鎖し、イベントを中止して、収益予測を引き下げている。一方で、量販店のコストコは、ここ数年で最も売り上げることになりそうだ。

最近撮影された写真によると、新型ウイルスの感染がさらに拡大する可能性があるため、全米のコストコ店舗では多くの買い物客が通路を埋め尽くし、品物を買い漁っている。

このようなパニック買いの波は一時的な売上増にしかつながらない可能性がある。しかし、UBSのアナリスト、マイケル・ラッサー(Michael Lasser)が発表した最新リポートによると、需要の急増がいつまで続くかにかかわらず、コストコはほかの小売業者よりもこの流行をうまく切り抜ける可能性が高い。

「コストコは、COVID-19の影響を乗り切る上で有利な立場にある小売業者の1つだと考えている。」とラッサーはメモに記している。COVID-19は新型コロナウイルスによって引き起こされる疾患の名前だ。

コストコに押し寄せる人々

Reuters/Duane Tanouye

「コストコはメンバーの在庫置き場として機能する可能性が高い」とラッサーは記している。

「現状は、消費者が店舗に行く回数を減らすことを優先しているので、コストコは買い物の行き先リストのトップになる可能性が高い。さらに、成長中のeコマースビジネスも加速するだろう」

これらを積み上げることで、コストコの既存店売上高は増加し、同社の市場シェア拡大に役立つだろう、とラッサーは述べている。UBSは、コストコのアメリカ国内の既存店売上高が2020年1月に6.9%増加したのに続き、2月も9%増加すると予想している。

「コストコの販売形式によって、アメリカで流行が激化した場合には相対的にシェアを増やすことになるだろう」とラッサーは言う。

「店舗での販売がどれだけの圧力に直面したとしても、コストコは最近の多様な販売チャネルへの投資を背景に、それをカバーするのに有利な立場にあると思われる。これには、保存可能な商品の全国宅配や、インスタカート(Instacart)のようなプロバイダーを通じた生鮮食品の配達も含まれる」

しかし、需要が急増する中で店舗の在庫を維持することはできるのだろうか。ラッサーはできると考えている。

「中国からの供給途絶についての懸念もあるが、他の多くの小売業者よりもうまく対処できるだろう(売上の大部分は中国以外から調達されたものだ)」

[原文:Costco is poised to dominate amid heightened panic over the coronavirus outbreak, UBS says (COST)

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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