プリンセス・クルーズの「グランド・プリンセス」号。
Princess Cruises
- プリンセス・クルーズの発表によると、同社のグランド・プリンセス号の乗客は、コロナウイルスの検査を待つ間、客室にとどまるよう、アメリカ疾病予防管理センターから指示された。
- グランド・プリンセス号の以前のクルーズに乗っていた2人の乗客がウイルスに感染し、そのうちの1人が3月4日に死亡した。
- 同社のダイアモンド・プリンセス号では700人以上がコロナウイルスに感染した。
- このグランド・プリンセス号の件は、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客と乗組員が検疫された直後に起こった。
プリンセスクルーズの発表によると、客船グランド・プリンセス号の一部の乗客は、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)からコロナウイルスの検疫を受けるために、客室にとどまるように命じられた。
この指示は、グランド・プリンセス号の以前のクルーズでの乗客が、コロナウイルスによって引き起こされたCOVID-19で3月4日に死亡した後に出された。
マイアミ・ヘラルド紙の報道によると、グランド・プリンセスの元乗客2人もコロナウイルスに感染したという。その乗客は2月11日から21日までグランドプリンセスに乗っていた。
カーニバル社が所有するプリンセス・クルーズは声明の中で、2月11日から21日の間にグランドプリンセスに搭乗していた乗客は、発熱、せき、悪寒、呼吸困難などコロナウイルスの症状が現れた場合、医師に連絡すべきだと述べた。
グランド・プリンセス号は現在、サンフランシスコから始まったハワイへの15日間のクルーズが3月5日に終わる予定だった。
プリンセス・クルーズは声明の中で、CDCと緊密に協力し、勧告に従っていると述べた。
「CDCは積極的に情報収集を続けており、我々と協力して、今回のハワイへの航海で船がサンフランシスコに戻ったときに、何をする必要があるかを決定する。我々は感染の可能性のある個人を追跡調査するために、州および郡の保健当局への通知を行うのに必要な旅行および健康データをCDCと共有した」
CDCとカーニバル社は、Business Insiderのコメントの要請にまだ応じていない。
グランド・プリンセス号の案件は、2月に同じプリンセスクルーズのダイヤモンド・プリンセス船で乗客と乗組員が検疫された直後に発生している。このときは一部の専門家は検疫を批判し、乗客は船にとどまるべきではないと述べた。10人だったコロナウイルス感染者が700人以上になり、6人が死亡した。
カーニバル社は2月12日に、コロナウイルスによるキャンセルが2020年の収益に「重大な影響」を与えると述べた。 同社は、その影響の程度を予測することはまだできないと述べたが、4月末までにアジアでのクルーズをすべてキャンセルしなければならないとすると、2020年の利益は1株あたりで0.55ドルから0.65ドル下がるだろうと付け加えた。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)