乗客のいない「ゴースト・フライト」防止へ…ヨーロッパに続いてアメリカでも規制緩和

JFK空港

アメリカ、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。

Mark Lennihan/AP

  • アメリカ連邦航空局(FAA)は、コロナウイルスの拡散により需要が減少し続けていることから、アメリカおよびそれ以外の国の航空会社に対する発着枠確保のための要件を一時的に停止している。
  • 欧州委員会は3月10日、欧州連合(EU)加盟国の空港について同様の停止措置を取ることを決定した。
  • FAAの緩和措置は、ニューヨークやワシントンの主要な発着枠のある空港や、そのほかの全米の空港での航空会社の負担を軽減することになる。

アメリカ連邦航空局(FAA)は、COVID-19の感染拡大で旅行需要が減少する中で航空会社の負担を軽減するため、アメリカ国内の空港での発着枠保持のための運航義務を一時的に免除する。

FAAが「使わなければ失う(use it or lose it)」ルールを一時停止する決定を下したのは、空っぽに近い便を運航してでも発着枠を維持しようとする航空会社の動きに、欧州委員会が欧州連合(EU)加盟国の主要空港での利用要件を一時的に停止することを決定した翌日のことだった。

適用されるのは、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港とラガーディア空港、ワシントンのロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港の3つの空港だ。今回の決定により、航空会社は少なくとも5月31日まで、現行の発着枠の80%を使用しなかったことに対して、罰則の適用を受けなくなる。

発着枠システムがなく、運航には正式な承認は必要ないが、運航のタイミングは規制当局が決めることになっている全国のスケジュールコントロールシステムの空港も、今回の決定で運用が緩和される。

シカゴ・オヘア国際空港、ニューアーク・リバティー国際空港、サンフランシスコ国際空港、およびロサンゼルス国際空港の4つの空港へのフライトをキャンセルした航空会社は、発着枠要件緩和と同じく5月31日までであれば、将来のスケジュール審査で不利になることはない。

FAAの決定は、アメリカ国内外の航空会社の両方に適用される。この決定は外国からの相互主義を期待して行われているとFAAは述べている

[原文:FAA moves to prevent 'ghost flights' of near-empty planes in the US by easing rules that put them at risk of losing their spots at airports

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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