オラクル創業者のラリー・エリソン。
Justin Sullivan/Getty Images
%!(EXTRA string=オラクルは3月12日(現地時間)に第3四半期決算(12〜2月)を発表する。流行中の新型コロナウイルスがIT業界の巨人にどんな影響を与えるか、ウォール街のアナリストたちの注目が集まる。)
%!(EXTRA string=オラクルの第4四半期(3〜5月)は通常通りなら収益が伸びるシーズン。しかし、UBSのアナリスト、ジェニファー・スワンソン・ロウは、コロナショックの影響が売上高に重くのしかかってくるとみている。)
%!(EXTRA string=「第4四半期の決算発表は、通常なら期待すべきところだが、今回はリスクを感じている。新型コロナウイルスの影響で、大型のライセンス契約を落としたりしないか、不確定な要素が出てきている」)
%!(EXTRA string=スワンソン・ロウは、12日の第3四半期決算発表で、オラクルの最高経営責任者(CEO)サフラ・カッツと、創業者のラリー・エリソンが何を語るのか注視している。)
%!(EXTRA string=「第3四半期はさほど大きな影響はあらわれないとみている。リスクがあるとしたら第4四半期。いつもなら業績が伸びるところだが、大型のライセンス契約を落とすとか、新型コロナウイルスが不確定要素をもたらす可能性がある。)
%!(EXTRA string=オラクルは2020会計年度、前年度の売上高を上回る目標を掲げているが、それも第4四半期の伸び次第であることを考えると、(第3四半期決算発表の段階で)下方修正する可能性もあるのではないか」)
クラウドへのシフト急ぐが……
%!(EXTRA string=オラクルはこれまで法人向けに、自社データセンター構築のための技術やサービスを提供してきたが、近年はクラウドサービスで存在感を高める取り組みに注力している。ただし、そうなるとオンプレミス(=自社内でシステムを構築・運用すること)のデータセンターは規模を縮小したり、廃止したりすることになる。)
%!(EXTRA string=オラクルは目下クラウド関連サービスで稼ぐことにフォーカスしており、アナリストのスワンソン・ロウも同社の取り組み、とりわけ自律型データベース製品については、ポジティブな評価が向けられることに期待しているという。)
%!(EXTRA string=とはいえ、オラクルのメインビジネスであるオンプレミス製品については、コロナショックの影響を受ける可能性を否定できない。)
%!(EXTRA string=「オラクルのレガシービジネスの部分は、成長の足を引っ張ることになるだろう。新型コロナウイルスの流行により、大規模なライセンス契約がリスクにさらされている。(失注すれば)それは売り上げの減少としてすぐに目に見える形で明らかになってくる」)
%!(EXTRA string=[原文:)Coronavirus fears could undermine Oracle's business in what's usually its strongest quarter, analyst warns%!(EXTRA string=])
%!(EXTRA string=(翻訳・編集:川村力))