検査態勢の拡充へ…ドライブスルー型ウイルス検査施設を見てみよう

デンバー

Brad McGinley Photography/Getty Images

  • アメリカの保健当局は、新型コロナウイルスが全国に広まらないよう対策を進めているが、それでも感染者は増え続けている
  • ドライブスルー型検査施設では、医療スタッフなどを感染の危険にさらすことなく、受診者は車の中から検査を受けることができる。
  • コロラド州デンバーに設置された、ドライブスルー型検査施設の様子を見てみよう。

3月6日、ワシントン州シアトルで、新型コロナウイルスの検査ができるアメリカ初のドライブスルー型検査施設が設置された。3月11日にはコロラド州デンバーに同様の施設が設置され、医師の紹介状があれば、無料で検査が受けられるようになった。

感染リスクの高い地域への訪問歴やウイルス陽性の人との接触があり、症状が出ている人に対しても、これらの施設では、医療スタッフの安全を確保しながら検査ができる。

アメリカでは、新型コロナウイルスの検査可能態勢がなかなか拡充されない中、検査を受けたくても受けられない人が増えており、それに対処するためにこれらの検査施設が設置された。

デンバーのドライブスルー検査施設を見てみよう。

3月11日、コロラド州デンバーにドライブスルー型の新型コロナウイルス検査施設が設置された

3月11日、コロラド州デンバーにドライブスルー型の新型コロナウイルス検査施設が設置された

Jim Urquhart/Reuters

コロラド州公衆衛生環境局によると、この検査施設の利用時間は、3月13日までは午前10時から午後2時で、それ以降については公式サイトで発表される。

この検査施設では、新型コロナウイルスに感染している可能性があるという医師の診断があれば、無料で検査が受けられる

この検査施設では、新型コロナウイルスに感染している可能性があるという医師の診断があれば、無料で検査が受けられる

Jim Urquhart/Reuters

コロラド州公衆衛生環境局によると、感染の症状が出ている人、感染リスクの高い地域への訪問歴がある人、ウイルス陽性の人との接触があった人は、無料検査の対象となる。

新型コロナウイルスの症状には、発熱、倦怠感、乾いた咳があり、他にも筋肉痛になったり、呼吸がしにくくなることもある。

無料検査を受けるには、顔写真付き身分証明書と医師からの紹介状が必要となる。紹介状をもらう際には、病院に行くと感染を広げてしまう恐れがあるため、メールやファックスを通して入手するように求められている。

検査結果は72時間以内に判明する見込み。受診者は、結果が分かるまで自宅待機する必要がある

検査結果は72時間以内に判明する見込み。受診者は、結果が分かるまで自宅待機する必要がある

Jim Urquhart/Reuters

検査結果が分かるまでの時間は、どれだけの人が検査を受けたかによるが、72時間以内には通知されることになっている。

結果が出るまでの間、受診者は自宅で待機し、誰かに会ったり、公共の場に行くことは避けなければならばい。検査結果が陽性となると、隔離命令が発令されることもある。

デンバーではドライブスルー型検査施設の開設初日に、160人が検査を受けた。コロラド州ではこれまでに少なくとも131人が陽性となっている

デンバーではドライブスルー型検査施設の開設初日に、160人が検査を受けた。コロラド州ではこれまでに少なくとも33人が陽性となっている

Jim Urquhart/Reuters

ドライブスルー型検査施設の開設初日に、160人が検査を受けた。受診者はますます増えるものと見込まれている。

3月15日時点のデータによると、新型コロナウイルスの検査で陽性と診断された人は、デンバーで24人となった。コロラド州全体では131人となっている。

アメリカでは新型コロナウイルスの検査がなかなか受けられないという問題が広がっており、それを緩和する1つの方法として、ドライブスルー型検査施設が導入された

アメリカでは新型コロナウイルスの検査がなかなか受けられないという問題が広がっており、それを緩和する1つの方法として、ドライブスルー型検査施設が導入された

Jim Urquhart/Reuters

全米各地で多くの人が、新型コロナウイルスへの感染が疑われているにもかかわらず、検査を受けることが難しく、経済的負担も大きいと訴えている。検査を申し込んでから何日も待つ中で、自分自身や家族が家を出てもいいのか分からないと訴える人もいる。

3月8日時点で、アメリカでの新型コロナウイルス検査の受診率は、先進諸国の中で最も低い。Business Insiderが以前報じたように、検査に必要な材料やキットが不足している地域もある。

同様のドライブスルー型検査施設は、カリフォルニア州、ワシントン州、そして世界各地に設置されている

ドライブスルー型検査施設のメディアイベントで、拭き取り検査を行う医師。3月11日、ドイツ、ミュンヘンにて。

ドライブスルー型検査施設のメディアイベントで、拭き取り検査を行う医師。3月11日、ドイツ、ミュンヘンにて。

Andreas Gebert/Reuters

初めてのドライブスルー型検査施設は3月6日、ワシントン州シアトルに設置された。その後コネチカット州カリフォルニア州など各地に広がっていった。またアメリカ以外にも韓国イギリス、ドイツにも設置されている。


[原文:Photos show one of the first drive-thru coronavirus testing stations in the US, where people with a doctor's note get tested free

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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