早起き、断食、錬金術、共感力…テック業界のエグゼクティブのすごいところ

ビル・ゲイツとイーロン・マスク

ビル・ゲイツとイーロン・マスク

Pascal Le Segretain, Sean Gallup / Getty Images

  • シリコンバレーのテック企業のCEOや幹部は、企業を成功に導くユニークな資質を持っている。それは普通の人には極端なものに見えるだろう。
  • ほとんどの人は、毎朝3時45分に起きたり、10年近く休暇を取らずに働いたりすることはできない。
  • 10人のテクノロジー企業の創業者、CEO、幹部を対象に、会社を成功させるための奇妙でユニークな習慣を持っていないか調査した。

世界有数の大企業を経営し、成功するには相当な能力が必要だ。

テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)からアップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)に至る幹部たちが、会社を維持するために従っている懲罰的とも言える日課について語っている。例えば、マスクは誕生日をテスラのオフィスで過ごし、クックはほとんど眠っていない。

このような習慣は多くの人を燃え尽きさせると批判する人もいるが、クックは自分の行動が極端だとは考えていない。

シリコンバレーのエリートたちの特殊な行動や能力を紹介しよう。


マーク・キューバンは、休暇が嫌い

Broadcast.comの設立者でダラス・マーベリックスのオーナーでもあるマーク・キューバン。

Broadcast.comの設立者でダラス・マーベリックスのオーナーでもあるマーク・キューバン。

Jin S. Lee

億万長者で起業家、投資家、リアリティー番組のスターでもあるマーク・キューバン(Mark Cuban)は自身のブログで、最初の会社を設立したときにはビジネスマンとしての「成功」に夢中で、7年も休暇を取らなかったと述べている。同じ投稿の中で、彼は「ビジネスは24時間年中無休の仕事で、誰かがいつも尻を蹴っている」とも書いている。

イーロン・マスクは、誕生日にオフィスにいる

イーロン・マスクは誕生日にオフィスにいる

テスラのCEO、イーロン・マスク。

Scott Olson/Getty Images

仕事中毒者でさえ、誕生日には休みを取る。

南アフリカ生まれのテスラCEOは、自分の48歳の誕生日に「グローバルな物流」の仕事をして過ごすとツイートし、2018年のニューヨーク・タイムズのインタビューの中で、47歳の誕生日にはテスラのオフィスで「一晩中、友達もいないし、何もいない」徹夜仕事をしたと話した。それだけでは足りないかのように、彼は同じインタビューで、20年近くにわたって一週間以上の休暇を取っていないと述べている。

マリッサ・メイヤーは、週に130時間働く

マリッサ・メイヤーは週に130時間働く

ヤフーの元CEO、マリッサ・メイヤー。

Reuters/Kevin Lamarque

イーロン・マスクは週120時間勤務で有名だが、元YahooCEOのマリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)は、グーグル(Google)時代にはさらに10歩進んでいたと伝えられており、通常週130時間勤務だったという。

ブルームバーグの2016年のインタビューで、彼女は次のように述べている。

「グーグルの物語で見落とされる要素の一つは、ハードワークだ。週に130時間働けますか?」

ほとんどの人にとって、答えはおそらくノーだろう。

ティム・クックは、夜明け前に起きる

ティム・クックは夜明け前に起きる

アップルのCEO、ティム・クック。

Getty

シリコンバレーのITエグゼクティブたちの間では、早起きして運動したりメールをチェックしたりする光景が日常的に見られるが、その中で最も早く起きるのはティム・クックだ。彼は午前3時45分に起きるという。

Business Insiderのデイブ・ジョンソン(Dave Johnson)は、クックの習慣を1週間にわたって真似した時に発見した。驚くべきことに、目を覚ますのが早ければ早いほど、生産性が上がるのだ。

「大切なのは、好きなことをしているとき、それを仕事だとは思っていないこと。私が自分を見つける幸せな場所だ」とクックはTIMEに語っている

ジャック・ドーシーは、断食する

ジャック・ドーシーの断食

ツイッターCEOのジャック・ドーシー。

Mike Blake/Reuters

ツイッター(Twitter)CEOのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)は、平日に1食しか食べないことで知られている。それは通常、肉または魚と緑黄色野菜だ。それは単なるアピールではない。彼はそのことでより効果的に働けるようになると言う。

「とても集中できているように感じる」とドーシーは2019年4月にCNBCに語った

ラリー・エリソンは、錬金術(あるいはごみ漁り)を使う

ラリー・エリソンの錬金術

オラクルの創業者、ラリー・エリソン。

Justin Sullivan/Getty Images

ドン・ヘルリーゲル(Don Hellriegel)とジョン・スローカム(John Slocum)の『Organizational Behavior』によると、オラクルのCEOであるラリー・エリソン(Larry Ellison)は、(触れるものがすべて金になるという)ミダス王のように、ボーナスとして金貨を配ることで従業員のやる気を引き出していたという。

一方で、エリソンはかつて、独禁法訴訟の相手であるマイクロソフト(Microsoft)を弁護していた研究グループのごみを漁るために、私立探偵を雇ったことがある。もしマイクロソフトがオラクルのごみを漁っても何の問題もないと彼は言った。

ビル・ゲイツは、記憶力がすごい

ビル・ゲイツの情報処理能力

マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ。

Reuters/Rick Wilking

ビル・ゲイツは、彼自身が認めていることだが、絶対支配者の領域に足を踏み入れていた。BBCのラジオ番組 「Desert Island Discs」 で2016年に行われたインタビューの中で、ゲイツは当初、従業員全員の車のナンバーを記憶していて、毎日何時に会社に到着し、何時に会社を出たかを追跡していたことを認めた。

「会社の規模が大きくなってきたので、肩の力を抜くしかなかった」と、彼は言った。

シェリル・サンドバーグは、仕事の後に仕事する

シェリル・サンドバーグの仕事の後の仕事

フェイスブックのCOO、シェリル・サンドバーグ。

Reuters

シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)は「リーン・イン」という考え方で有名で、彼女は女性に職場で一歩踏み出す勇気を持つことを奨励する一方、子どもに会う時間を作ることも大切にしている。

2012年のMakersとのビデオインタビューで、彼女はそうするために毎日夕方5時半にオフィスを出たと言った。

多くの働くママたちが共感するかもしれないが、彼女は子供たちと夕食をとった後にメールをチェックしている。

エリック・シュミットは、メール平等主義を貫く

エリック・シュミットのメール平等主義

グーグルの元CEO、エリック・シュミット。

REUTERS/Beck Diefenbach

元グーグルCEOのエリック・シュミット(Eric Schmidt)は、電子メールのエチケットを高みへと昇華させた。

彼はほとんどの電子メールにすばやく返信する。彼は著書『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』の中で「我々が知っている最高の、そして最も忙しい人のほとんどは、選ばれた数人の送信者だけでなく、すべての人に対して、迅速に返信する」と書いている。

シュミットによると、回答が非常に短いものであっても、ポジティブなコミュニケーションと成果重視の企業文化を確立に寄与するという。

サンダー・ピチャイは、共感力が高すぎる

サンダー・ピチャイの共感力

グーグルとアルファベットのCEO、サンダー・ピチャイ。

Alex Wong/Getty Images

ハイテク業界は競争が熾烈で、業界のエグゼクティブはしばしばその現実を反映している。しかし、グーグルとアルファベット(Alphabet)のCEOを務めるサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)は、会社に無形ではあるが非常に価値のある品質、つまり「情」を提供している点で際立っている。

2014年にBusiness Insiderが話を聞いた多くの情報筋は、ピチャイは共感力が高い人物だと述べた。元グーグル従業員は、グーグルから次の会社への移籍にあたって、ピチャイから、できる限りの支援をすると言われたことを明かしている。

[原文:130-hour weeks, years without vacation, and the 3.45am wakeup: The work habits of Elon Musk, Tim Cook, and the Silicon Valley elite

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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