核ミサイル発射サイロを30年以上かけて改造した住宅…その中を見てみよう

核ミサイルサイロを改造した家

Matthew Fulkerson

  • アメリカのカンザス州在住のある夫婦が、30年以上かけて核ミサイルの格納庫を「地下の城」に改装した。
  • この城を含む建物と土地は現在、320万ドル(約3億4500万円)で売りに出されている。
  • この驚くべき「城」の内部を紹介しよう。

カンザス州は、城を買いたいと思っている人が目を向ける場所ではないかもしれない。だからと言って、今からご紹介する掘り出し物を見逃すのは、何とももったいない話だ。

カンザス州の州都トピカ市から約40キロ西にあるこの建物は、その大部分が地下にある。エド・ピーデン(Ed Peden)さんとダイアナ(Dianna)さん夫妻は、冷戦時代に核ミサイル「アトラス E」(Atlas E)の格納庫だったこの建物と土地を購入。33年をかけて改装し、地下の邸宅と「城」を作り上げた。さらにここ数年は、この建物をAirbnbで貸し出していた。

そして、今よりシンプルでコンパクトな暮らしをしたいと考えたピーデン夫妻は、友人で不動産業者のマシュー・ファルカーソン(Matthew Fulkerson)氏の協力を得て、この風変わりな家を売りに出すことにした。

ファルカーソン氏は過去10年にわたってトピカに住み、ピーデン夫妻と共に事業を行ってきた。また、自身の結婚式もこの「城」で挙げている。

ミサイル格納庫を改装したこの邸宅は今、320万ドル(約3億4500万円)で売りに出されている。このような珍しい建物のオーナーになれる、一生に一度の貴重な機会だ。30年を要した驚きの改装の成果を、以下に写真でご紹介しよう。


ピーデン夫妻は33年を費やし、冷戦時代に作られた核ミサイル格納庫を改装した。夫妻はこの建物を「地下の城」(subterra castle)と呼んでいる

ピーデン夫妻は33年を費やし、冷戦時代に作られた核ミサイル格納庫を改装した。夫妻はこの建物を「地下の城」(subterra castle)と呼んでいる

Matthew Fulkerson


延べ面積1万8000平方フィート(約1670平方メートル)あるこの地下の邸宅は、「ターンキー」(Turn-key、「鍵を回すだけ」の意)、すなわち購入後に追加の改装などをしなくても即入居可能な状態にある

延べ面積1万8000平方フィート(約1670平方メートル)あるこの地下の邸宅は、「ターンキー」(Turn-key、「鍵を回すだけ」の意)、すなわち購入後に追加の改装などをしなくても即入居可能な状態にある

Matthew Fulkerson


この建物は、カンザス州トピカ郊外の、人里離れた34エーカー(約13.8ヘクタール)の敷地にある。世の中の喧噪から逃れたい人にはぴったりの場所だ

この建物は、カンザス州トピカ郊外の、人里離れた34エーカー(約13.8ヘクタール)の敷地にある。世の中の喧噪から逃れたい人にはぴったりの場所だ

Matthew Fulkerson


敷地は高さ8フィート(約2.4メートル)のフェンスが取り囲んでおり、城に設けられた2つの塔が周囲を見守る

敷地は高さ8フィート(約2.4メートル)のフェンスが取り囲んでおり、城に設けられた2つの塔が周囲を見守る

Matthew Fulkerson


さらに、爆風に耐える重さ47トンの耐圧ドアも設けられている

さらに、爆風に耐える重さ47トンの耐圧ドアも設けられている

Matthew Fulkerson


地下に入るトンネルは、ミサイル格納庫だったころの状態をそのままにとどめている

地下に入るトンネルは、ミサイル格納庫だったころの状態をそのままにとどめている

Matthew Fulkerson


かつてミサイルが保管されていた区画など、建物の一部も格納庫として使われていた時代とあまり変わらない状態だ。一方、ほかの区画はすっかり改装されている

かつてミサイルが保管されていた区画など、建物の一部も格納庫として使われていた時代とあまり変わらない状態だ。一方、ほかの区画はすっかり改装されている

Matthew Fulkerson


この「城」には、娯楽用のスペースがいくつか設けられている。家具も、土地建物と一緒に購入できる

この「城」には、娯楽用のスペースがいくつか設けられている。家具も、土地建物と一緒に購入できる

Matthew Fulkerson


心地良く装飾され、間接照明が照らす部屋にいると、地下にいることを忘れそうだ

心地良く装飾され、間接照明が照らす部屋にいると、地下にいることを忘れそうだ

Matthew Fulkerson


この150フィート(約45.7メートル)のトンネルの先には、かつてのミサイル発射制御装置がある

この150フィート(約45.7メートル)のトンネルの先には、かつてのミサイル発射制御装置がある

Matthew Fulkerson


制御装置は、格納庫の建設時と同じ場所に、今も置かれている

制御装置は、格納庫の建設時と同じ場所に、今も置かれている

Matthew Fulkerson


壁に石を貼り、照明を追加したことで、殺風景なトンネルも、ほかの部屋と同様の温かい雰囲気になった

壁に石を貼り、照明を追加したことで、殺風景なトンネルも、ほかの部屋と同様の温かい雰囲気になった

Matthew Fulkerson


ピーデン夫妻は、この場所を「居心地のよい」場所にしようと、改装に精を出したという。もともと巨大な地下壕だった場所をそのように作り替えるのは容易ではなかったはずだが、確かに、今のこの建物には家庭的な魅力がある

ピーデン夫妻は、この場所を「居心地のよい」場所にしようと、改装に精を出したという。もともと巨大な地下壕だった場所をそのように作り替えるのは容易ではなかったはずだが、確かに、今のこの建物には家庭的な魅力がある

Matthew Fulkerson


3500平方フィート(約325平方メートル)ある大広間には、ステージも設けられている

3500平方フィート(約325平方メートル)ある大広間には、ステージも設けられている

Matthew Fulkerson


この「城」には、広大な地下スペースに加えて、地上の居住スペースもある

この「城」には、広大な地下スペースに加えて、地上の居住スペースもある

Matthew Fulkerson


地上には、太陽エネルギーを活用したサンルームもある

地上には、太陽エネルギーを活用したサンルームもある

Matthew Fulkerson


城には、4枚のソーラーパネルからなる太陽光発電設備が2基設置されており、ディーゼル発電機とともに、ここで使われる電力を供給している

城には、4枚のソーラーパネルからなる太陽光発電設備が2基設置されており、ディーゼル発電機とともに、ここで使われる電力を供給している

Matthew Fulkerson


さらにうれしいことに、ジェットバスもある

さらにうれしいことに、ジェットバスもある

Matthew Fulkerson



[原文:A couple converted a Kansas nuclear missile silo into a bizarre 18,000-square-foot castle, and now it's on the market for $3.2 million — see inside

(翻訳:長谷 睦/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue)

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