【自分年金3】低成長時代でも利回り5%を目指す資産配分を公開。商品選びのポイントは2つだけ

「自分年金」のつくり方

撮影:竹井俊晴

この集中連載では、第1回では「企業型DC」「iDeCo」「つみたてNISA」の3つの制度を組み合わせた老後資金づくりの考え方を、第2回では投信を活用した「長期・分散・積立投資」のメリットを紹介してきました。

今回はいよいよ、具体的にどんな商品を選んで積み立てていけばよいのかを、モーニングスター社長の朝倉智也さんに教えていただきます。

「商品選び」より大事な「資産配分」

現在、国内には6000本を超える投資信託(投信)があります。いざ「長期・分散・積立投資」を始めるとして、その6000本の中からいったいどうやって自分に適した商品を選べばいいのか、戸惑う人は少なくないでしょう。

しかしポイントを押さえてしまえば、みなさんが積み立てるべき投資は簡単に絞り込むことができます。まずはその方法を説明しましょう。

もしかしたらみなさんの中には、投資する場合は「どの投信を選ぶか」が一番大切だと思っている方が少なからずいらっしゃるかもしれません。しかし実は、資産運用の世界では「個別の金融商品の選定が投資成果に与える影響は2割程度。8割は資産の配分で決まる」と言われています。

「どのような資産にどれくらいの割合でお金を割り振るか」という資産配分を決めることは、投資においては外せない重要なステップなのです。

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