小池都知事、若い世代に警鐘「感染爆発の重大局面」

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「感染爆発 重大局面」と強調する小池都知事。

撮影:三ツ村崇志

東京都は3月25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに41人確認されたと発表し、東京都の感染者は212人になった(うち36人がすでに退院/3月25日午後8時時点)。

午後8時から緊急の記者会見を開いた小池百合子都知事は、「今週に入ってから陽性が増えており、この3日で74人。爆発的な感染者の増加、オーバーシュートの懸念が高まっている。重要な局面でございます」と述べた。

都の発表によると、感染者の数は3月23日が16人で過去最高だったが、24日には17人と増加傾向が続いていた。

若い世代に「活動見直してほしい」

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記者会見に臨む小池都知事。

撮影:横山耕太郎

会見で小池知事は「『感染爆発の重大局面』と捉えていただきたい。この認識を共有し、一人ひとりの行動が社会に影響を与える自覚をもって、難局をみなさまと乗り越えたい」と述べ、換気の悪い空間、密集した環境、密接した状況での会合を避けることを求めた。

また平日はテレワークなど自宅で仕事をすることや、週末は不要な外出を控えることを要請した上で、特に「若い世代」に活動の自粛を求めた。

「感染経路を追えない人が増えているのは事実で、最も憂慮するところ。

若い方には体力があり、行動力がある。自分自身の感染の自覚なく、あちこち活動している。狭い場所での集会であったり、お食事会であったり。それぞれの活動について見直してもらいたい」(小池都知事)

発表によると、3月25日に感染が確認された41人のうち、10代は2人、20代は4人、30代は2人と若い世代も含まれている。

会見では、「3月中旬の3連休でも、若い人が外で楽しんでいる姿があった。要請をどう届けるか」という質問が出され、小池知事は「若い人がよく見るメディア、SNSを活用してメッセージが届く工夫をしたい」と述べた。

新型コロナ「悪くなるスピードものすごく早い」

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新型コロナの怖さについて説明する大曲貴夫氏。

撮影:横山耕太郎

会見では新型コロナウイルスの怖さについて質問も出た。

国立国際医療研究センター病院国際感染症センター長の大曲貴夫氏は、新型コロナウイルスの怖さについて、「8割は症状が本当に軽く、歩けて仕事に行けてしまう。ただ、残りの2割は確実に入院が必要で、全体の5%は集中治療室に入らないといけない」と指摘。

また、症状の進行が一気に進むと説明した。

「現場で患者さんを診ているとわかるが、悪くなるスピードがものすごくはやい。それまで話していたのに、徐々に酸素が足りなくなって、人工呼吸器をつけないと助けられない状況に数時間でなる。

それが目の前で起き、ものすごく怖い。かかった人に持病あれば、そういうことが起きる。やっぱりかかってはいけないと強く思う」(大曲氏)

(文・横山耕太郎)

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