月間1000台の導入に成長中。クラウド監視カメラ「ギガらくカメラ」が注目される理由

ギガらくカメラ

NTT東日本のクラウド型カメラソリューション「ギガらくカメラ」。7日間〜最大180日間の映像がクラウド保存できる監視カメラとして、注目を集めている。

防犯・監視カメラを取り付けたいけれど、予算や管理にかかる手間を考えると踏みとどまってしまう。そうした悩みを解決するべく、NTT東日本が提供しているのがクラウド型カメラ「ギガらくカメラ」だ。

順調に導入数が伸び続けている理由を、同サービスの担当者のNTT東日本 ビジネス開発本部 第三部門IoTサービス推進担当・村澤寛典さんに聞く。

価格を抑えて、「監視」以外にまで用途が広がった

ギガらくカメラ

NTT東日本の第三部門IoTサービス推進担当の村澤寛典さん。ギガらくカメラのプロダクト担当者だ。

ギガらくカメラは、NTT東日本が提供している、手軽に使える防犯・監視カメラサービス。

対応するカメラをオフィスなどに取り付けて、電源ケーブルを差し込み、光回線やWi-Fiなどでインターネットに接続してアプリから設定するだけ、という簡単さで、クラウド上に録画するカメラが使い始められる。

録画データがクラウド上にあることで、データ管理は基本的に不要、パソコンのブラウザーやスマートフォンの専用アプリを使って、どこからでも映像を確認できるのが大きなメリットだ。

ギガらくカメラ

「ギガらくカメラ」の映像を専用アプリで見た所。監視カメラとして使う場合は、動体検知や音の検知機能を使うことで、「何かが起こったとき」に遡って見ることができる。

担当者の村澤さんによると、サービスの提供開始から1年ほど経つが、現時点での月間のカメラの申込数は、2000台を超える月がでるほどに成長しているという。

「防犯・監視カメラ」というジャンルのサービスであることを考えると、順調な伸び、と言っていいだろう。

これだけユーザーに受けているのはなぜなのか?

■ギガらくカメラの料金体系・機能詳細はこちらから

ギガらくカメラ

「実は、防犯・監視カメラの潜在的ニーズはそもそも高いんです」

村澤さんはその理由をこう答える。

人手不足や、防犯性の向上などを背景に、店舗やオフィスなどで防犯・監視カメラを設置したいニーズは、以前からあった。けれども、いざ導入検討となって見積もりを取ると、何十万、規模によっては何百万という金額がかかることも。「それで諦めた……」という中小企業が多かったのではないか、と考えている。

「ギガらくカメラ」と、従来の「防犯・監視カメラ」のコストの最も大きな違いは、

  1. 映像を録画するためのレコーダー機器の購入と、その設置場所が不要なこと
  2. 場合によっては工事不要で設置できること
  3. クラウド化したことでメンテナンスコストが非常に低くなること

この3点に集約される。

実際、価格設定はユニークで、インターネット接続環境があれば、

  • カメラ本体とクラウドプラン(7日保存)の利用料金をセットにした「端末セットプラン」で1台あたり月額3300円(税込)から
  • カメラを別に購入し、クラウドだけを利用するクラウドプラン(7日保存)なら月額1870円(税込)から

というもので、導入しやすい価格体系で設計した。録画用のサーバー導入などの初期投資が不要で、月額 利用制(サブスクリプション)で使い始められることも、 中小企業に向いている。

複数台導入の場合も、導入した台数×月額利用料、というシンプルな価格体系。こうした「導入の障壁を取り除く」ことで、需要に火がつき始めた、というわけだ。

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利用料金一覧。端末セットプランの場合、最長の180日保存を選んでも月額は8470円(税込)。

工場、神社にまで導入。農業需要にも期待

ギガらくカメラ

ギガらくカメラに対応するネットワークカメラ一覧。左上の端末セットプランの機種は小型ながら赤外線照明機能もあり、コストパフォーマンスも良い。

どんな企業や商店に「受け」ているのか。

村澤氏にたずねると、意外な答えが返ってきた。

「販売ターゲットとしてさまざまな業種に展開していますが、導入事例としては小売り・飲食が比率として高まっています。……が、実際のところ飲食業やオフィスは当然として、工場や神社といったところにも、導入事例が増えています」

神社にクラウドカメラが入るとは……と感じずにはいられないが、導入が簡単ということは、こういう需要も作り出す、ということだ。

また、手軽に導入できるメリットから、新しい使い方も生んでいる。

例えば、ある工場では、工場機器の「赤いランプ」が点灯しているかどうか、の監視に使っているケースがあるという。

大金をかけて導入する監視カメラで「ランプの監視」はもったいないが、「チェックに回る人手を減らして、スタッフを事業に集中させられる」と考えれば、経営的観点から月額数千円は十分支払えるコスト、というのも理解できる。

ちなみに、現在の契約のトレンドとしては、カメラそのものもレンタルする「端末レンタルプラン」の利用が多いそう。

映像の保存期間は、「保存期間30日間」のプランと、プラン内で最も価格が低い「保存期間7日間」のプランの人気が高いという。

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さまざまな業種での利用を広げたい

ギガらくカメラ

保存期間については、月額コストという点以外にも「用途によって変わってくる部分が大きいです」(村澤さん)。

例えば介護施設などでは、入所者が転んでけがをしたといった時など、時間がかなり経ってから客観的な状況説明が必要になるケースがある。そういう場合には、映像の保存期間を最長の「180日保存」などに設定する、といった形だ。

一方でオフィス導入はどうか。

監視カメラを設置するとなると、従業員が監視されていると感じ、導入に賛同が得られないことも考えられる。村澤さんは、目的の説明が重要だ、と語る。

「働き方を監視するためではなく、機密情報の持ち出しや、従業員不在時のトラブル管理が徹底できるなど、“働きやすくいい会社にする”上でみんなにメリットがあるはず。そのことを、経営者やシステム責任者に話し、社内に周知してもらうというプロセスが必要ではないでしょうか」

マーケティングやIoTにも広がる可能性

実際のカメラ映像。

こうした新しいサービスでは、需要の創出それ自体も、ビジネス上の大きなミッションになってくる。

村澤さんが現在、サービス開発を進めようと考えているのがマーケティング領域への活用だ。

例えば、カメラを設置しておくだけでなく、顔などから男女や年齢などを分析し、それをマーケティングに活用したいニーズは多くある。小売店、街頭、コンビニでもこうした分析の需要はあるだろう。

サービスを随時アップデートできるクラウドサービスだからこそ、今後、そうしたAI分野の認識機能(一般に、コグニティブサービスと呼ばれる)をオプションとして、提供していくことも検討しているという。

「弊社はIoTにも取り組んでいる部署があり、センサーを活用した農業や工業に特化したIoTサービスも提供しようとしています。(クラウド型カメラを併用したIoTに)ユーザーニーズがあるのは間違いない。社内のチームと連携も検討していきたい」

農業向けの活用では、例えば、作物の生育状況を確認したり、既存の設備に手を加えることなく、屋外から計器類を見張ったりといったことにも使えるのではないかと考えている。

人を監視するのではなく、業務効率化のためにクラウド型カメラを使う ── 手軽さとサポートを武器に、「ギガらくカメラ」は今日も新しい用途を生み出している。

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