マスクも防護服も足りない! ニューヨークの病院で看護師が新型コロナウイルスに感染、死亡

医療従事者

仮設の検査テントで働く医療従事者(2020年3月19日、ニューヨーク)。

REUTERS/Andrew Kelly

  • アメリカのニューヨーク市にある病院で働く医療従事者が3月24日、新型コロナウイルスで死亡した。
  • ニューヨーク・ポストによると、この男性は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者対応をしていて、2週間ほど前に感染が判明したという。
  • 病院では防護具が不足している。同じ病院で働く医療従事者たちは、医療用スクラブの代わりにゴミ袋を着ている自分たちの写真をフェイスブックに投稿した。

ニューヨークにあるマウントサイナイ病院の看護師が、新型コロナウイルスで死亡した。約2週間前に感染が判明したという。病院では医療用の防護服などが非常に不足していて、ソーシャルメディアに投稿された写真によると、この病院では一部の看護師たちが防護服の代わりにゴミ袋を使い始めている。

ニューヨーク・ポストによると、ニューヨークのマンハッタンにあるマウントサイナイ病院の看護部長代理カイオス・ケリー(Kious Kelly)さんが3月24日、死亡した。48歳だった。

ケリーさんの家族が、死亡したことを同紙に認めた。ケリーさんは集中治療室(ICU)にいたが、本人はそこまで深刻だとは思っていなかったという。ケリーさんの感染経路については報じられていない。

「大切な看護師仲間を亡くし、わたしたちは深く悲しんでいます」とマウントサイナイ病院の担当者レナッタ・ブロツキー(Renatt Brodsky)氏はBusiness Insiderの取材に答えた。ブロツキー氏はこれ以上の詳細を明かさなかった。

ニューヨーク州は、アメリカの新型コロナウイルスの流行の中心地となっていて、これまでに3万3000人以上が感染、360人以上が死亡している。ニューヨークを含め感染者の多い地域では、医療従事者からマスクやガウン、フェイスシールド、手袋といった保護具が不足しているとの声が上がっている。

ニューヨーク・ポストによると、ケリーさんが働いていたマウントサイナイ病院の系列病院マウントサイナイウェストでは、看護師たちがゴミ袋を防護服として着ている姿をソーシャルメディアに投稿している。

「病院にガウンはもうありません」と彼らはフェイスブックに書いた。

「マスクももうないので、使い捨てマスクを再利用しています…… COVID-19の危機の中で看護師たちは悩んでいます」

写真には、家庭用ゴミ袋の入った箱を持った看護師の姿もある。

[原文:Nurse dies in New York hospital where workers are reduced to using trash bags as protective medical gear

(翻訳、編集:山口佳美)

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