営業再開した中国の映画館が、再び閉館を命じられる…映画業界の苦境はいつまで

映画館が再び閉鎖

中国河北省の映画館。2016年。

AP Photo/Andy Wong

  • 複数のハリウッドの業界関係者によると、数百の映画館が営業を再開した中国で、北京市映画局が中国のすべての映画館に対して再び閉館するよう命じたという。
  • 中国では2020年1月、コロナウイルスの影響で7万の映画館が閉鎖された。

中国全土の600以上の映画館が、2カ月間の閉鎖を経て営業を再開したが、まもなく再び閉鎖される。

The Hollywood ReporterVarietyDeadlineなどの複数のメディアによると、中国の国家映画局は3月27日に突然、映画館の閉鎖を命じたという。

これは、コロナウイルスの感染拡大の第2波に対する懸念を示唆している。すでに再開していた劇場に加えて、上海では205の劇場を再開する予定だと発表していた。

中国では今年1月、コロナウイルスの大流行によって、7万の映画館が閉鎖されていた。この地域での映画需要が最大になる旧正月の週末に劇場が閉まっていたことで、上半期の興行収入は、前年同期に比べて20億ドル近く減少した

アメリカのほとんどの映画館もコロナウイルス対策のために閉鎖されていて、ハリウッドの映画会社も映画の公開を遅らせている。次に公開になる大作は「ワンダーウーマン 1984」で、これはワーナー・ブラザーズが6月から8月に公開を延期した作品だ。

劇場が閉鎖されたことで、ソニーの「Bloodshot」やユニバーサルの「透明人間(原題:The Invisible Man)」などは、有料ビデオオンデマンドサービスで公開した。これらの作品はiTunesやFandango Nowで人気を博しているものの、アナリストは前例のない状況への短期的な解決策にすぎないと見ている。

アメリカの映画館のオーナーたちは、コロナウイルスの影響を感じているため、2兆ドルの景気刺激法案が映画業界に役立つと楽観視している。

「この支援によって、映画館はこの危機を乗り切ることができ、再開することができると信じている。訓練された従業員たちがこのパンデミックを乗り切り、安全に営業を再開するとき、彼らには仕事が待っている」と全米劇場所有者協会は声明で述べた。

[原文:China has ordered all its movie theaters to close again after more than 600 had reopened

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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