BI Daily Newsletter

【入山章栄】日本の“お家芸”がイノベーションを阻害。知識産業時代は「知の多様化」が死活問題

経営理論でイシューを語ろう

撮影:今村拓馬

「経営理論」と聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべますか? 「難しそう」という人もいれば、「実務には役に立たない」「後付けでしかない」などと批判的な意見の人もいるかもしれません。

けれど、経営学のフロントランナーである入山章栄先生は言います。「経営理論とは不変性、汎用性、納得性があるもの」だと。つまり、ビジネス上の課題に限らず、時には若者が頭を悩ます悩むキャリアの方向性さえも、経営理論で説明可能なのです。

この連載では、企業やビジネスパーソンが抱える課題の論点を、入山先生が経営理論を使って整理。「思考の軸」をつくるトレーニングに、ぜひあなたも挑戦してみてください。

属性を多様にしても、イノベーションが起こるとは限らない

前回は、ダイバーシティには2種類あり、経歴や能力など人間の内面が多様な「タスク型ダイバーシティ」であればイノベーションが起きやすくなるけれど、性別や年齢、国籍などその人の属性を多様にしただけの「属性のダイバーシティ」だけでは、必ずしもイノベーションが期待できないという話をしました。

今回はその理由からお話しします。

例えばあなたが100人の人と初めて同時に会うというシチュエーションを考えてみましょう。さすがに100人もの大人数では、全員を個別に識別するのは不可能です。そこであなたはどうするか。無意識のうちにその100人を脳内でグループ分けして、大まかに理解しようとします。

この記事はBI PRIMEメンバー限定の有料記事です。
BI PRIMEメンバーになると続きをお読みいただけます。

BI PRIMEメンバーになる
ログインして続きを読む
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み