【佐藤優】劣等感なくすには“群れ”を変えよ。「自分の能力を否定してはいけない」

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ちょっとしたミスですぐに自分を卑下してしまうシマオ。先週も、上司に会議資料の間違いを指摘されただけで、ひどく落ち込んでしまった。周りには何事もそつなくこなす優秀な同僚ばかり。ダメな自分と比較しては、ため息をつく日々。

そんなシマオを心配してか、佐藤優さんがまた書斎にシマオを呼んでくれた。幼い頃から続いているこの劣等感の正体は何なのか? シマオは自分の負の感情と向き合うため、佐藤さんからの提言を待つのだった。

土俵に上がりたがらない若者たち

シマオ:佐藤さんって悩んだり怒ったりしなさそうですよね……。感情をコントロールできて、うらやましいです。

佐藤優さん:そんなこともないですよ。よく悩んでいるし、怒ることもあります。それはそうと、今回はどうしました? 暗い顔をして。

シマオ:はい。実は仕事で結構大きいミスをしてしまって、ちょっと落ち込んでるんですよね。

佐藤さん:失敗は誰にでもあるものだから、次の仕事で取り返せばいいじゃないですか。

シマオ:そうなんですけど……。今の会社ももう10年。それなりに結果を出さないといけない歳なのに、何だか同じところでくすぶっている感じがして。周りは僕よりいい大学出身の人ばかりだけど、僕は中堅私大。なんだか自信なくなっちゃいました。

佐藤さん:劣等感を感じてしまう、ということですか。

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