女性の話に涙を浮かべるCNNのキャスター。
CNN
- 新型コロナウイルスに感染し、死の間際にある入院中の母親とその娘の痛ましい話が、CNNのキャスターの涙を誘った。
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院している患者には面会できないため、ミシェル・ベネットさんは母親の最期に立ち会うことができず、通話アプリ「フェイスタイム(FaceTime)」でさよならを言わなければならなかった。
- 「そばにいて、母の手を握り、その頭をなで、母に伝えたかった言葉を伝えることもできないなんて、本当に無力感を覚えました」とベネットさんは語った。
- 母親の入院先の病院の看護師が、個人の携帯電話を使ってベネットさんの電話を受け、ベネットさんと母親の橋渡しをしてくれたという。
- 「わたしの母親ではないのですが、本当に心が痛みます」とキャスターは涙をこらえた。
新型コロナウイルスに感染し、死の間際にある入院中の母親に最後のさよならを通話アプリ「フェイスタイム」で伝えなければならなかったアメリカのワシントン州在住のある女性の痛ましい話を、CNNが3月30日(現地時間)に報じた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院している患者には面会ができないためだ。
女性の話はCNNのキャスター、ブルック・ボールドウィンの涙を誘った。
「フェイスタイムを通じてでも…… わたしの声が母に届けばと思い、わたしは『お母さん、もう大丈夫よ。もういいのよ』と言いました。それから1時間もしないうちに、母は亡くなりました」
心揺さぶられるインタビューで、母親を新型コロナウイルスで失ったある女性がその最期を語った。
「そばにいて、母の手を握り、その頭をなで、母に伝えたかった言葉を伝えることもできないなんて、本当に無力感を覚えました」とワシントン州レントン在住のミシェル・ベネットさんはCNNで語った。
母親の状態が悪化したため、入院先の病院の看護師がベネットさんに電話をかけ、個人の携帯電話を使ってベネットさんに最後のさよならを母親に伝える機会を与えてくれたという。
防護服に身を固めた看護師が、電話をつないでくれた。
「彼女は母の顔のすぐ上に携帯電話をかざしてくれたので、わたしは母に、愛してる、わたしがどれだけ母を恋しく思うかを伝えることができました」とベネットさんは語った。
「わたしがさよならを伝え終わると、看護師が電話を自分の手元に戻し、彼女が泣いているのが見えました —— 涙がマスクの向こうをつたっていました」
ベネットさんは、これほど大変な状況の中でも業務の範囲を超えて手を差し伸べてくれた看護師を称え、自分に代わって母親の頭をなでてくれたことも明かした。
「わたしの母親ではないのですが、本当に心が痛みます」とキャスターは涙をこらえた。
(翻訳、編集:山口佳美)