パンデミックと戦う医療従事者たちのメッセージは一つだけ…「外出しないで家にいて」

疲れた顔をSNSにアップする医療従事者たちのメッセージは唯一つ

アメリカ・テキサス州の緊急救命室の看護師(左)とイタリアの集中治療室の研修医(右)は、新型コロナウイルスのパンデミックの最前線にいる。

Courtesy of Rachel Adams McCreight/Courtesy of Nicola Sgarbi

  • 新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう中、世界中の医師と看護師がCOVID-19の最前線で戦っている。
  • 彼らは、COVID-19が疑われる患者の検査や治療のため、長時間におよぶ過酷な勤務を終えた後に顔写真を撮影して、SNSへ投稿している。その中には、一日中着用していたマスクの跡が付いているものもある。
  • 我々が話を聞いた医療従事者の全員が、新型コロナウイルスのパンデミックの中では、自宅で待機していることを勧めている。

二コラ・スガルビ(Nicola Sgarbi)は、イタリアのモデナにある公立病院のICUで研修中の医師だ。彼は、新型コロナウイルスに感染した患者の治療のため13時間働いた後、この写真を撮影した

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Courtesy of Nicola Sgarbi

「私が写真が撮るのには、2つの理由がある。1つはパートナーに写真を送って、シフトが終わり帰宅することと、マスクの跡が少しついたことを伝えるため」と、スガルビはCNNに語った

「もう1つの理由は、1歳の娘が大きくなったときに見せるため。この事態について娘に話そうと思っている」

ブラジルのペロタスで、ICU担当の看護師として働くアマンダ・ラマーリョ(Amanda Ramalhoo)は、ここ2週間はCOVID-19患者の検査を行っていると、Business Insiderに語った

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Courtesy of Amanda Ramalhoo

最近のインスタグラムへの投稿で、ラマーリョはこう言っている。

「私たちのような医療従事者は、すでにクタクタになっています。お互いに助け会いましょう!医療機関の支援を求める前に、感染症センターへ電話して。これ以上救急救命の需要を増やさないで。自宅で待機しましょう!友達とのBBQの約束は来月にして!おじいさん、おばあさんの家に行かないで!公共交通機関は使わないで!手を洗って!!!」

レイチェル・アダムス・マクレイト(Rachel Adams McCreight)は、テキサス州ヒューストンの緊急救命室で働く正看護師だ。彼女は、COVID-19とみられる症例を多数見てきたため、同じ職場ではない友達や家族と会うのは危険だと思っている

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Courtesy of Rachel TK

「救急救命室では、発熱や息切れ、咳をしているあらゆる人、最近はほとんどの人が当てはまるが、COVID-19の疑いがあるとみなさなければならない」と、アダムス・マクレイトはBusiness Insiderに語った。

「陽性の症例にどんどん遭遇しているが、検査の結果が出る1週間後までは陽性かどうかわからない。私たちは個人用防護具を配布し、国内のほとんどの救急救命室と同じように、深刻な患者が現れても対応できるよう待機している」

「救急救命室の看護師は快活な人たちだが、私たちでさえ、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)による緩和された感染対策ガイドラインが出てから日々の不安があるのは明らかだ」と、彼女は続けた。

「私が伝えたいのは、自宅に待機して、自分自身を守るために人と集まることはやめてほしいということ。私たちは、COVID-19の重篤な症例が若い人でも年配の人でも起こっていることを知っている」

この正看護師は、もともと脳血管疾患の患者を担当していたが、3週間前、新型コロナウイルスに感染した患者の検査や治療を行うCOVID-19チームに加わるよう頼まれたと、Business Insiderに語った

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Courtesy of Megan Patterson

「自分の仕事をやっているだけ」と、匿名を希望した看護師はBusiness Insiderへ語った。

「仕事に行くたび、看護しなければならない病気の人がいる。それは変わっていない。幸運にも、私には一緒に働くすばらしい看護師と医師のチームがある」

「私たち全員が同じ目標を持っている。それは命を助けること。医師は病気を治し、看護師は人を治すものだと私は信じている。そして一緒になることで、強力なパワーとなる」と、彼女は続けた。

「英雄と言われるのは恥ずかしい。結局、それは私のことではなく、病気にかかった患者を助けるために私がしていることを指している」

[原文:Healthcare professionals around the world are sharing photos of their exhausted faces, sometimes bruised from masks, after harrowing shifts treating coronavirus patients. They all have the same message: Stay home.

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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