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- リモートワーカーのチームを管理することは、現在、ビジネスの世界全体で必要なスキルだ。
- それをうまく行う方法を学ぶことで、より良い、よりバランスの取れたリーダーに変身できる、と最初から遠隔勤務を導入しているスタートアップのCEO、アンドリュー・ミラーは言う。
- 彼はリモート管理に関する自身のルールを公開し、覚えておくべき最も重要なこととして、従業員に仕事を任せることを挙げた。
リモートワークソフトウェアのスタートアップCameyoのCEO、アンドリュー・ミラー(Andrew Miller)氏にとって、COVID-19のパンデミックと屋内退避指示は、会社にとってはいいことだったが、それ以外に影響はなかったという。なぜなら、Cameyoの10人の従業員は、すでに在宅勤務をしていたからだ。
「我々はすでに遠隔地にいて、一日中、画面に映っている」と彼は言う。
ミラーCEOがBusiness Insiderに語ったところによると、この1カ月で、どのデバイスでもブラウザ上でWindowsアプリを実行できるようにする同社製品に対する関心が急激に高まっているという。その成功は一方で、彼のチームに新しい需要に対応するために1日18時間労働を求めることもあるが、ミラー氏は、彼の顧客のように、まだ在宅勤務に対処できていない人がいることに感謝している。
「多くの人は、パンデミックの不確実性と同様に、この新しい働き方に慣れなければならない」と彼は言う。
「しかし、我々の顧客は、慣れる必要はない」
ミラー氏によると、彼は完全リモート勤務の企業を経営することで管理スキルが向上した。COVID-19のせいで多数の従業員を在宅勤務させている世界中の管理職にとっても同じだという。
ここでは、リモート・スタッフを抱えるマネージャー向けのヒントを紹介しよう。
従業員に仕事を任せよう
リモート勤務がうまくいけば、従業員がオフィスにいるときのようなマイクロマネジメント(過度な管理)は必要ない。特別な期限があるプロジェクトでもないのに、全員が一日に何度もあなたに報告する必要があると感じているなら、それはマイクロマネジメントかもしれない。
しかし、従業員を無視してはいけない
孤立してしまっている可能性があるため、特にリモート作業が初めての場合には、定期的な連絡が必要だ。「あなたは人々が離れ小島にいるような気分になるほど遠く離れる必要はない」とミラー氏は言う。そのバランスを判断するのが、あなたの仕事だ。
ビデオ通話や会議を楽しもう
すべての会議がビジネスだけである必要はない。会議を楽しむことはよいことだとミラー氏は言う。 新しい仮想背景を試して気分を明るくするのもいいだろう。
ビデオによるハッピーアワーとランチアワーを開催しよう
チームが実際に顔を合わせるのと同じように、仮想的に交流する方法を見つけよう。
メンバーが15分くらいサボっていてもストレスを感じないようにしよう
チームのメンバーがSNSにおかしなミームを投稿しているのを見ても、実際の会社で同僚のデスクに立ち寄っておしゃべりをしたり、コーヒーを飲んだりしているのと同じように扱うべきだ。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)