「収束後も、もう握手はしないほうがいい」…アメリカのコロナウイルス対策リーダーが提案

もう握手はしないほうがいい

2020年3月22日、ブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領と握手をするアメリカのドナルド・トランプ大統領。

REUTERS/Tom Brenner

  • 感染症の専門家、アンソニー・ファウチ博士は4月7日、新型コロナウイルスが収束した後も、握手という伝統的な挨拶はやめる必要があると述べた。
  • 「社会として、握手のことは忘れよう」とファウチ博士は言う。「握手は必要なことではないのだから、我々はその慣習をやめなければならない」
  • 新型コロナウイルスの発生で、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は国民に対し、握手をやめて、代わりに肘をぶつけ合う挨拶を推奨している。

アンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)博士は、アメリカ政府の新型コロナウイルス対策本部の主要メンバーで、 国立アレルギー・感染症研究所の所長を長年務めている。彼は、新型コロナウイルスが収束した後でも、伝統的な握手による挨拶はやめる必要があるかもしれないと述べている。

ファウチ博士は4月7日、シンクレア・ブロードキャスト・グループ(Sinclair Broadcast Group)の政治記者、スコット・サーマン(Scott Thuman)に、COVID-19が収束した後の世界では、握手による挨拶は時代遅れになるだろうと話した

「社会として、握手について忘れよう」とファウチ博士は言う。

「握手は必要なことではないし、我々はその慣習をやめなければならない」

「なぜなら、握手は呼吸器系疾患が伝染する主な要因だからだ」と、彼は付け加えた。

ファウチ博士はサーマン記者に、新型コロナウイルス発生による社会的影響が、ウイルス収束後も残るかもしれないと述べた。

「我々の中に永遠に根付き、刻み込まれようとしているのは、世界が現在直面しているような破滅的な何かが起こり得るということだ」と、彼は述べた。

ファウチ博士はアメリカ政府の新型コロナウイルス対策チームの主要メンバーであり、ドナルド・トランプ大統領と並んで記者会見に頻繁に出席している。彼は社会的距離措置を推奨し、初期段階の兆候はこの対策がウイルス感染を遅らせたことを示唆していると述べた。

「10人以上が集まることはせず、6フィート(約1.8m)の距離を保ち、混雑した場所を避け、可能なときはテレワークを行う。これらのことを我々が続けていけば、さらに大きな変化が出るだろう」と、ファウチ博士は政府会見で述べた。

「それが、我々はブレーキではなくアクセルを踏み続ける必要があると私が言い続ける理由です」

ある研究で、握手はハイタッチの2倍の病原体が伝染し、グータッチであれば伝染を最大90%減らすことができると示されている。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は国民に、握手を避けて、代わりに肘をぶつける挨拶を勧めている。マイク・ペンス副大統領はその推奨に耳を傾けているが、トランプ大統領は従来の挨拶を止めることに乗り気ではないようだ。

[原文:Fauci says people should 'just forget about shaking hands' even after the coronavirus threat is over

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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