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パンデミックの中でニューヨークの不動産をまとめ買い…銀行に預けるよりも安全?

ニューヨークの摩天楼

※写真はイメージ。

Atanas Bezov/Shutterstock

  • あるペルー人の家族が、コロナウイルスの世界的大流行の中、投資目的でニューヨーク市のマンション8戸、2700万ドル相当を購入した。
  • 担当した不動産業者がウォール・ストリート・ジャーナルに語ったところによると、家族はこれらの物件を貸し出すつもりだが、「彼らはニューヨークのマンションの方が銀行に預金するよりも安全だと感じている」という。
  • また、不動産市場の不透明な現状での購入ということもあり、7%安く購入することができたという。

あるペルー人の家族が、2700万ドル(約29億1100万円)をつぎ込み、ニューヨーク市内のマンション8戸を購入した。コロナウイルスの世界的大流行の間の投資が目的だ、とウォール・ストリート・ジャーナルのキャサリン・クラーク(Katherine Clarke)が伝えている。

購入者は明らかにされていないが、市場が不透明な中、8戸まとめて、かつ現金一括で購入する条件で、7%安く購入することができたという。マンハッタンのアッパー・ウエストサイドの新築マンション内にあり、広さの合計は約1万1000平方フィート(約1000平方メートル)。ウォーターライン・スクエア(Waterline Square)と呼ばれるこの複合施設には、サッカーコート、スケート場、ボーリング場、さらにはレコーディング・スタジオまであるとウォール・ストリート・ジャーナルは伝えている。

担当した不動産業者のマリア・ベラスケス(Maria Velazquez)がウォール・ストリート・ジャーナルに語ったところによると、この家族は投資として購入した部屋を貸し出すつもりだという。「彼らはニューヨークのマンションの方が、預金するよりも安全だと考えた。危機はいつでも、投資家たちにチャンスをもたらすものだ」とベラスケスは語った

マンハッタンの不動産市場は、パンデミックで大混乱に陥っていて、アメリカが景気後退に入ったとしてもこの状況が続くと予想されている。不動産市場の景況感を示す全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴによる住宅市場指数がマイナスに転じた、と投資週刊誌バロンズ(Barron's)のシャイナ・ミシュキン(Shaina Mishkin)は4月16日にレポートした。これは2012年以降最低で、2014年以降初めてのマイナスだ。

そして今のところ、ニューヨーク市での住宅展示会は実質的にバーチャルでしか開催できず、これが不動産業界の新たな標準になる可能性があると専門家らはBusiness Insiderに語っていた

[原文:A Peruvian family just scooped up 8 luxury condos in NYC, in a $27 million all-cash deal to safeguard their wealth during the pandemic

(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)

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