アップル、アマゾンも6割以上が失業不安、エクスペディアは9割以上。テック大手社員の危機感示す2つのデータ

アップル 失業 不安

コロナショック前まで時価総額120兆円を誇ったアップルの従業員ですら、失業の不安を抱えている(写真はイメージ、ロックダウン中のパリ市内にあるアップルストア)。

REUTERS/Charles Platiau

  • ビジネス特化型匿名SNS「Blind(ブラインド)」がテック企業の従業員約7000人を対象に行った調査の結果、3月から4月にかけて失業への不安が33%高まっていたことがわかった。
  • 最も失業の不安が薄かったのはフェイスブックの従業員。一方、最も深く不安を感じているのはオンライン旅行予約サイト・エクスペディアの従業員だった。
  • 賃金カットの不安の有無についても調査したところ、3月から4月にかけて22%高まっていた。
  • 賃金カットの不安が最も薄かったのはアマゾン、最も深い不安を感じているのは配車サービスリフト(Lyft)の従業員だった。

ブラインドの調査により、テック企業で働く従業員たちの4分の3近くが失業の不安を感じていることが明らかになった。1カ月前(2020年3月)に行った同調査に比べ、不安を感じている従業員の数が33%増えた。

調査での質問は「新型コロナウイルス感染拡大による経済動向の変化を受けて、失業の可能性が高まる不安を感じていますか?」というもの。4月11〜15日に回答した従業員6950人のうち72%が「はい」と答えた。3月9〜11日に行った同内容の調査では、7155人のうち54%が「はい」と答えていた。

回答を寄せた従業員の数は企業によって異なり、アマゾンは560人、アドビは48人だった。企業別にデータを見ると、それぞれの企業の従業員たちがこの不透明と不安の時代をどのように受け止めているのかがタイムリーに映し出されていることがわかる。

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