アップルが発表した「iPhone SE(第2世代)」は直販サイトでは4月24日、国内3キャリアでは5月11日発売だ。
撮影:小林優多郎
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、アップルの新型スマートフォン「iPhone SE(第2世代)」の各直販サイトの端末価格や購入方法などを公開した。
なお、各社ではすでに予約は始まっているが、新型コロナウイルス感染拡大を受けた総務省からの要請により、3キャリア版については当初「4月27日」としていた発売日を、3社とも「5月11日」に変更している。ただし、アップル直販サイトについては、4月24日発売(4月20日時点の配送予定日は4月28日以降)となっている。
3キャリアの価格とアップルの直販価格の違いを比べてみよう。
一括購入なら「アップル直販」が最安値で間違いなし
64GB版の一括購入金額を比較。
作成:Business Insider Japan
128GB版の一括購入金額を比較。
作成:Business Insider Japan
256GB版の一括購入金額を比較。
作成:Business Insider Japan
iPhone SE(第2世代)にはホワイト、ブラック、(PRODUCT)REDの3色が用意されているが金額はどれも同じ。64GB、128GB、256GBのストレージの違いで金額が変わる。
そこで3キャリアとアップル直販サイトのSIMフリー版の、一括購入価格を比較してみた。上の表のとおり、最安値はアップル直販サイト(オンラインのアップルストア)だ。次にNTTドコモ版もしくはKDDI版が続き、最も高い価格設定なのはソフトバンク版だった。
各キャリアともに一括購入であれば即日SIMロックの解除に対応しているが、この金額差を考えれば「SIMフリーの一括購入」であれば、アップル直販サイトを選ぶ人は多いかもしれない。
分割購入&端末返却予定ならキャリア版が割安
各社のプログラムを利用した際の比較。
作成:Business Insider Japan
もちろん、キャリア版を購入すれば、独自の補償サービスや、分割支払いおよび一定期間での端末返却による実質的な割引を受けられるというメリットがある。
例えば、128GB版の場合に各社の最低の実質負担金はKDDIが最安の3万1970円、ソフトバンクが3万2040円、NTTドコモが4万1712円となる。しかし、この金額を実現するには、KDDIもソフトバンクも「端末返却時の新機種購入」が必須なのに対し、NTTドコモは不要といった違いが大きい。
2年単位でキャリア関連サービスなどの契約を見直したりするならばNTTドコモ、同じキャリアの端末を買い続ける前提なのであればKDDIやソフトバンクがおトクだと言える。
(文・小林優多郎)