大気汚染は改善、野生動物は街中に…… 新型コロナウイルスによって世界各地の都市環境が変化している

ヤギ

ウェールズのランディドノーでは、ヤギの群れが街にやってきた。

Peter Byrne/PA Images via Getty Images

ソーシャル・ディスタンシング(人と人との接触を極力減らすこと、社会距離戦略ともいう)は、新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせるだけでなく、"現代生活による汚染"からの休息を環境に与えているようだ。

パンデミック(世界的な大流行)の中、都市環境にどのような変化が起きているのか見ていこう。


空からはスモッグが消えた。中国の一部や……

衛星画像

NASA

Source: Business Insider

……アメリカのロサンゼルスでも。

ロサンゼルス

スモッグのかかった普段のロサンゼルス。

Shutterstock/J Dennis

イタリアの大気の状態も改善した。

ローマ

イタリア、ローマ。

Alberto Lingria/Reuters

Source: Insider

屋内退避令によって自動車の移動が大幅に減る中、アメリカではニューヨーク、シアトル、サンフランシスコといった大都市の大気の状態も改善した。

ニューヨーク

Shutterstock.com

Source: NBC News

ボートの交通量が減ったイタリアのベネチアの運河では、普段は濁った緑色の水が透明になった。

ベネチアの運河

REUTERS/Manuel Silvestri

Source: Insider

運河の底まで見えるようになり、一部では魚たちも戻ってきた。

運河

REUTERS/Manuel Silvestri

Source: Insider

ウェールズのある街では、人間がソーシャル・ディスタンシングを実践するために自宅にとどまる中、ヤギが通りを散策したり、教会の周りで日光浴を楽しんだり、生け垣をかじったり、いくつかの庭に不法侵入していた。

ヤギ

街をうろうろするヤギ(2020年3月31日、ランディドノー)。

Christopher Furlong/Getty Images

Source: Insider

アメリカのカリフォルニア州では、小学校の校庭で遊ぶ野生の七面鳥が目撃された。

校庭

七面鳥が目撃された小学校の校庭(七面鳥はいません)。

REUTERS/Andrew Kelly

Source: The Guardian

日本では、通りや地下鉄の駅でシカの姿が目撃された。

鹿

Tomohiro Ohsumi/Getty Images

Source: The Guardian

スペインのバルセロナでは、住民が街中を徘徊するイノシシを見たという。

バルセロナ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人けのなくなったバルセロナのクロム通り(2020年3月31日、スペイン)・

REUTERS/Nacho Doce/File Photo

Source: The Guardian

ロックダウン(都市封鎖)から4週目を迎えたフランスのパリでは、カモが通りをうろうろしていた。

カモ

2020年4月6日、パリ。

Xinhua News Agency / Contributor via Getty Images

Source: Getty Images

スペインでは、閉店中のバーの前にクジャクの姿も。

クジャク

スペイン南部の町ロンダでは、クジャクが閉店中のバーの前に立っていた(2020年4月12日)。

REUTERS/Jon Nazca

イギリスのロンドンでは、野生のキツネも目撃されている。

キツネ

Ollie Millington/Getty Images

Source: Getty Images

[原文:LA's skies are smog-free and peacocks are roaming the streets of Dubai. Photos show how nature has returned to cities shut down by the coronavirus pandemic.

(翻訳、編集:山口佳美)

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