撮影:鈴木愛子
Business Insider Japan読者にも多い「30代」は、その後のキャリアを決定づける大切な時期。幸せなキャリアを歩むためには、転職にまつわる古い“常識”にとらわれず、刻々と変化する転職市場のトレンドをアップデートすることが大切です。
この連載では、3万人超の転職希望者と接点を持ってきた“カリスマ転職エージェント”森本千賀子さんに、ぜひ知っておきたいポイントを教えていただきます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ゴールデンウィークの休暇中も外出を控え、自宅で過ごさなければなりませんよね。
そこでこの機会に、「キャリアの棚卸し」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
私は転職エージェントという立場上、これまで何万枚もの「職務経歴書」を見てきました。その経験から言いますと、初めて転職活動に臨む人が独自で作成した職務経歴書は、「強みが伝わらない」ものが大多数です。
面談でじっくりお話を伺ってみると、「それはすごい経験ですね!」「このスキルは転職市場で希少価値が高いです!」と感服するようなビジネスパーソンなのに、職務経歴書を見るとなぜか残念感が漂っている……ということが少なくないのです。
現在は転職を具体的に考えていなくても、人生100年時代、いずれは転職したり、副業(複業)を持ったりする可能性は十分あると思います。
その際、「職務経歴書」の提出は必須。作成するとなると、社会人1年目時代にさかのぼって経歴を記さなければなりません。いざ作成しようとした際に「覚えていない!」ということがないように、早い段階で整理しておくことをお勧めします。