LINE Payで最もおトクな支払い方法がすぐわかる! 5月スタート「LINEポイントクラブ」攻略法

LINEポイントクラブ

LINEは新メンバーシッププログラム「LINEポイントクラブ」を5月1日に開始する。同プログラムは、LINEポイントの価値を高めて、LINE Payを含めた同社関連サービス全体に影響する仕組みとなる。

撮影:小林優多郎

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、日本のキャッシュレス決済市場も一時休戦……ということはまったくない。各社間では今日もさまざまな形で競争が続いている。そんななか、スマホ決済「LINE Pay」を運営するLINEは、5月1日から新たなメンバーシッププログラム「LINEポイントクラブ」を開始する。

LINEは今までLINE Pay向けに「マイカラー」というポイント還元制度を実施していたが、4月末をもって終了する。LINE Payユーザーは新設されるLINEポイントクラブに自動的に移行する。

同時期、4月23日から一般向けの申込受付が始まった「Visa LINE Payカード」も登場。5月以降のLINE Payの還元制度まわりはやや混沌としたものに見える。

ここで一度、新プログラムの詳細をVisa LINE Payカードとともに整理してみよう。また、旧プログラムのマイカラーに比べて、どのような人がおトクになるのかも解説したい。

新プログラムは判定基準と還元対象決済に注意

マイカラー

4月30日までの旧プログラム「マイカラー」の詳細。

出典:LINE

まずは、LINE Pay利用時の還元の仕組みをおさらいしよう。

現在のLINE Payには以下の決済方法が用意されており、それぞれの支払い原資となるのは、紐づけた銀行口座や友だちからの送金などの「LINE Pay残高」で、一部例外を除き“プリペイド(前払い)式”のサービスだ。

  • コード決済
  • オンライン決済
  • 請求書払い
  • Google Pay(QUICPay+)
  • LINE Payカード(JCBプリペイド)
  • LINE Payデビット支払い
  • LINE Payクレジットカード決済(一部加盟店のみ対応)

マイカラーでは、前月分の累計決済額によって判定される4段階の「カラー」が付与され、それに応じて当月の還元率が0.5、0.8、1、2%で変動していた。

LINEポイントクラブ マイランク

新プログラム「LINEポイントクラブ」のマイランク制度の詳細。

出典:LINE

一方、5月1日から始まるLINEポイントクラブも利用状況によって還元率が変動する仕組みではあるが、判定基準は「6カ月間のLINEポイント獲得数」となる。出前サービスの「LINEデリマ」や、購買時のポイント獲得サービス「LINEショッピング」「SHOPPING GO」、各種キャンペーンなどで付与されるすべてのLINEポイントが対象となる。

判定基準と4段階の「マイランク」については上記の画像のとおり。高いランクになるにつれ、その月に使える「特典クーポン」の数とLINE Pay利用時の還元率は高くなる。

ただし、やっかいなことがある。新プログラムで言うところの「LINE Pay利用時の還元」は、前述したVisa LINE Payカードを紐づけた「チャージ&ペイ」利用時だけが対象となる。

新カードは高還元を狙うなら無視できない

Visa LINE Payカード

現在、事前に登録したユーザーから順次受付している「Visa LINE Payカード」。

撮影:小林優多郎

Visa LINE Payカードは、LINEとVisa、三井住友カードが協力して生まれた初年度3%還元を誇るクレジットカードだ。詳細は別記事に記したが、年会費は初年度無料(翌年以降も年1回以上の決済で無料)で、クレジットカード本体ではVisaのタッチ決済、スマートフォンに登録すればApple PayやGoogle Pay(いずれもiD)で利用できるといった特徴がある。

LINE Payは前述の通り前払い式の決済手段として展開されてきたが、Visa LINE PayカードをLINE Payに紐づける「チャージ&ペイ」により、“ポストペイ(後払い)式”の決済方法に対応することになる。

決済方法が多様化し、何でどう払ったときにどのぐらいのポイントが還元されるのか、見えにくくなったという人も出てきそうだ。

支払い方法によって還元率と制度が大きく違う

支払い方法と還元率

LINE Payの各種支払い方法と還元率をまとめてみた。

作成:Business Insider Japan

整理すると上記画像のような還元となる(税金の支払いなど一部の決済は除く)。

重要なポイントとしては、5月1日以降、LINE Pay残高(プリペイド式)の決済方法では、LINEポイントの還元が受けられなくなる点があげられる。

一方で、Visa LINE Payカードの利用やチャージ&ペイを設定したLINE Payの各種決済では、カードショッピングで3%還元もしくはLINEポイントクラブ特典における1〜3%還元が受けられるようになり、LINEのヘビーユーザーほどおトクな体験ができると言える。

「カードなし」でもクーポンでおトク

特典クーポン

LINEポイントクラブにはもう1つの特典「特典クーポン」がある。

出典:LINE

では、Visa LINE PayカードがなければLINE Payはおトクではないのかと言われれば、一概にそうとは言い切れない。その鍵はLINEポイントクラブのもう1つの特典である「特典クーポン」だ。

特典クーポンはLINE Pay加盟店で使える割引クーポンで、「ローソンで100円オフ」「ビックカメラで5%オフ」など、4月20日時点で74種類のクーポンが公表されている。ユーザーはマイランクに応じて、月間1、3、6、10枚のクーポンを利用できる。

具体例を挙げると、ローソンで500円の商品を買うとき、4月末まではマイカラーに応じて2〜10ポイント(1ポイント=1円)の還元しか受けられないが、クーポン利用時には100円分が即時割引となる。

それぞれのクーポンは月1回しか使えないという制限はあるが、単純に還元額だけで考えれば、従来と同程度でおトクという場合もありそうだ。

むろん、配布されているクーポンの加盟店が生活圏にあるかどうかが要にはなるため、そのあたりはクーポンの詳細を確認する必要がある。

6100円以上の残高の余裕があるなら出金も検討

LINE Payの銀行振込サービス

LINE Pay残高を銀行口座に戻すなら「銀行振込サービス」を使った方がおトクだ。

出典:LINE

ヘビーユーザーであれば、Visa LINE Payカードを使うのが最も効率の良い方法と言える。ただし、友だちへの送金には「チャージ&ペイ」が利用できない点は、注意しておきたい。

Visa LINE Payカードを使う場合、従来のLINE Pay残高は銀行口座に出金可能なので、友だちへ送る分などを残し、あとは銀行口座に戻してVisa LINE Payカードの支払いに充てる方が効率的。その際、気にしておきたいのは出金手数料だ。

LINE Pay残高から出金する場合の手数料は220円/回だが、LINE Payの銀行振込サービスを使って自分の銀行口座宛てに振込すれば176円/回で済む。銀行口座に戻した分はすべてVisa LINE Payカードの支払いに充てて、最大の3%ポイント還元を受けると仮定すると、(177円以上の還元を受けて手数料を相殺できる)6100円以上のLINE Pay残高があるなら、銀行口座に振り込んでしまったほうがおトクだ。

今後、ポイント還元制度の理解が一層重要に

PayPay

PayPayも還元率が変動する「PayPay STEP」を4月1日から導入している。

撮影:小林優多郎

まとめて考えると、LINE PayはVisa LINE Payカードも含めて多彩な決済方法に対応している一方で、その仕組みなどが複雑化してしまっている。ただ、「シンプルにおトク」とは言えないが、「さまざまな使い方の人がおトクになる(場合がある)」とも言える。

例えば、ライバルのPayPayも、4月1日から利用回数や決済金額に応じて0.5〜1.5%の還元率にするなど、通常時の還元を絞り込み、キャンペーンへの投資額を増やすなどの方針をとっている。

また、経済産業省主催の「キャッシュレス・ポイント還元事業」は6月末で終了となる。今後どの決済手段を使うにしても、おトクさを重視するのであれば、各サービスや還元制度への理解が必要になる。

(文、撮影・小林優多郎)

編集部より:4月23日からVisa LINE Payカードの一般申込受付が開始された旨をアップデートしました。 2020年4月23日 11:15
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