CEOの報酬が1億円以上の企業も、給与保護プログラムで融資を受けていた

アメリカ老舗高級ステーキハウス、ルースクリスステーキハウス

アメリカの老舗ステーキハウス「ルース・クリス・ステーキハウス」。日本にも店舗がある。

John Greim/LightRocket via Getty Images

  • ポピュラー・インフォメーションの調査によると、CEOに100万ドル以上の報酬支払っている少なくとも32の企業が政府の給与保護プログラム(PPP)から資金を受け取った。
  • PPPは、コロナウイルスのパンデミックによって影響を受けた中小企業に融資することを目的にしている。
  • プログラムに割り当てられた予算の3500億ドルは2週間でなくなり、代わりの制度を探さなくていけない企業もあった。
  • 中小企業がすぐに利用できる融資制度が増える可能性もある。

ポピュラー・インフォメーションのジャッド・レガム(Judd Legum)による調査で、政府の給与保護プログラム(PPP)から資金を受け取っている企業のうち、少なくとも32社が、CEOに100万ドル(約1億770万円)を超える報酬を支払っていたことがわかった。

プログラムは、パンデミックで苦労している中小企業に融資するように設計されている。 開始後2週間も経たないうちに、3500億ドルはすべての割り当て先が決まった。

いくつかの大企業がプログラムから融資を受けたため、反発に直面している。 Business Insiderは、2019年の売上高が6億ドル(約646億円)近かったシェイクシャック(Shake Shack)が1000万ドル(約10億7700万円)をPPPから融資されたと報じた

AIの会社であるVeritoneは、PPPから2度の融資で650万ドル(約7億円)を受け取った。およそ165万ドル(約1億7000万円)と、485万ドル(約5億2000万円)だ。 ポピュラー・インフォメーションによると、2018年、VeritoneのCEOであるチャド・スティールバーグ(Chad Steelberg)に、1866万9779ドル(約20億円)が支払われている

製薬会社のAquestive Therapeuticsは483万ドル(約5億2000万円)の融資を受けた。これは、CEOのキース・ケンダルの2018年の報酬、 801万587ドル(約8億6400万円)の約半分だ。

また、サンドイッチ・チェーンのPotbellyは、このプログラムから1000万ドル(約10億7700万円)の融資を受けた。 ポピュラーインフォメーションによると、Potbellyの社長兼CEOのアラン・ジョンソン(Alan Johnson)は、およそ167万ドル(約1億8000万円)の報酬を受け取っている

老舗ステーキハウスのルース・クリス・ステーキハウスはこのプログラムから2000万ドル(約21億5600万円)の融資を受けたという。レガムによると、CEOのシェリル・J・ヘンリー(Cheryl J.Henry)の報酬は610万ドル(約6億5700万円)。

Business Insiderでは、PPPの予算が底をついたため、融資を拒否された中小企業が利用できる23の緊急資金について報じた。アメリカの企業の99%以上が中小企業だ。

近いうちに中小企業向けの資金が増えるかもしれない。上院はPPPに3200億ドルを追加する法案を可決した

CEOの報酬は、ポピュラー・インフォメーションで見ることができる。

(編集注:批判を受けた企業の中には融資を返金する動きも見られる)

[原文:At least 32 companies with CEOs making over $1 million reportedly received small business funds

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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