猫、食、筋トレ。長期化するテレワークを乗り切る9つの生活品質(QOL)向上術

Business Insider Japan編集部員によるテレワーク時にオススメの「QOL向上術」を一挙紹介。

Business Insider Japan編集部員によるテレワーク時にオススメの「QOL向上術」を一挙紹介。

撮影:Business Insider Japan

新型コロナウイルスの感染拡大をうけた緊急事態宣言が続くなかで、多くのオフィスワーカーがテレワークに切り替えたり、普段とは違うシフトでの仕事で状況に対応しようとしている。Business Insider Japan編集部もそんな現場の1つだ。4月頭から渋谷のオフィスではなく、各自の自宅を拠点に日々の取材や記事執筆を続けている。

「原則テレワーク」に切り替えた編集部員に、読者にオススメしたい自己流QOL(生活品質)向上術を聞いた。

なお、編集部員によるオススメの生産性を上げるテレワーク術はこちら


うちに来てくれてありがとう!

子猫

うちに来たばかりの頃の「きじお」(左)と「とらみ」(右)。5月5日で2歳になる。

撮影:山口佳美

私の場合、新型コロナウイルスとは関係なく、2018年8月にテレワーク中心になったタイミングに、地域の保護猫、男の子と女の子のきょうだい2匹を家族として迎え入れた。

ネコと暮らしていると、かわいい姿をながめたり、おなかをもふもふして癒されるだけでなく、

  • 部屋が片付く(いたずらされたくないから)
  • 座りっぱなしにならない(定期的にごはんやトイレ掃除、なでなでを要求されるから)
  • 生活リズムが守りやすくなる(遅くまで仕事をしているとマウスを使っている手の上に座ったり、部屋の中を暴れて知らせるから)

といったありがたい“特典”がついてくる。ただし、最後まで命を預かる責任は重いので、家族に迎える時はよく考えてからに。

(文・翻訳担当 山口佳美)


リアル「どうぶつの森」で気分上々

花

背の高い花と低い花を組み合わせるのがポイント!

撮影:井上俊彦

にゃーん。ネコがご飯をくれと言ってくるので、缶づめを開ける。今日はいい天気だな、と窓の外を見ると寄植えの花がしおれているではないか、水をやらねば……。というわけで、日々、生き物から元気をもらっている。まるで今流行の「あつまれ どうぶつの森」みたいに。

ただ、ネコを飼うのには責任がともなうし、エサ代やトイレの砂代も馬鹿にならない。もし、もう少し気軽にということであれば、寄植えがオススメだ。

植木鉢(プラスチック)は300円、花の苗は100円くらいからある。さらに、花用の培養土(25リットルあたり1000円くらい)を使えば完ぺきだ。形から入るのであれば、園芸用手袋とスコップもそろえよう。あとは水と太陽の光が、あなたのテレワークに潤いを与えてくれるだろう。

(文・翻訳担当 井上俊彦)


「何か」と向き合う自分が好きな人に

もんじゃ

日本の食卓のスタンダード、ブルドックソースが満を持して世に送り出すもんじゃ焼セットは、東京・月島のもんじゃ振興会協同組合「推奨」商品だ。

撮影:川村力

外出自粛が始まってから、「○○と向き合う時間が増えた」という話をよく聞く。○○には「自分」とか「夫婦関係」とかが当てはまる。編集部で2番目に人生経験の長い僕からは、そんな「何かと向き合う感」を演出し、人生哲学を問う姿にまで高めてくれるツールを紹介したい。

パナソニック「IHデイリーホットプレートKZ-CX1」がそれだ。取扱説明書には「素敵なインテリアのように日々の食卓を華やかに演出します」とうたわれているが、使い方によってはそれ以上の仕事をしてくれる。

ホットプレートで目玉焼きや焼きそば、焼肉を手軽に楽しめるのはもちろんのこと、しゃぶしゃぶやすき焼き用の卓上IH調理器としても使える。140度から250度まで細かな温度設定が可能なので、天ぷら(専用鍋別売り)マニアには最強のインフラとなる。

ただし、それだけでは食卓が「華やかに演出」されるにすぎない。それも、パナソニックの想定内。

大事なのは、このツールで「もんじゃ焼」をやることだ。準備するのはブルドックソース「月島もんじゃ焼材料セット」とキャベツだけ。味の差はキャベツの品質(あるいは選球眼)と調理の手際だけで決まる。居合抜きの真剣勝負のように、研ぎ澄まされた感性が要求される。

究極のもんじゃ焼にたどり着くためには、食材への優しいまなざし、細やかな段取りと加熱開始後の平常心、一つひとつを疎かにしない手さばきなどが不可欠。そして、そうやってていねいに自分の内面とのやり取りをくり返しているうち、だらけがちな外出自粛期間にもなぜかハリとツヤが出てくること請け合いだ。

(追記:「ファミリー向け」のイメージがあるホットプレートだが、求道心の強い「一人暮らし」のあなたにこそオススメしたい)

(文・副編集長 川村力


「私は生きている」と実感できる、ある1つの方法

肉

兵庫・加古川の精肉店の和牛焼肉セット。6種類で600グラム。ひとり焼き肉には十分な量だ。

撮影:吉川慧

どうしてお腹が減るのだろうか。外出自粛で、歩く機会は皆無。せいぜいベッドとキッチンの往復だけ。1日100歩にも満たない。動かずとも空腹になることに、なんとなく後ろめたさを感じていた。

それでも「食」で気分転換ができないかとネットの海を彷徨っていると、おもしろい取り組みを見つけた。各地でインバウンド需要が消滅し、外出自粛で食材需要が低迷する中、販路を失った特産品などを格安で購入できる取り組みがECサイトなどで始まっていた。

肉が好きな私は、兵庫の和牛焼肉セット、北海道・旭川の塩ホルモンなどを購入。すると、どうだろう。塞いだ気分がなんとなく晴れた。たとえ北海道に行けなくても、北海道に行った気分になれる(気がする)。

お取り寄せグルメは、先行きの見通せない時代にささやかな“口福”を与えてくれた。「おいしい」は、人の心を癒やしてくれる。

原田信男著「神と肉 日本の動物供犠」によると、日本では縄文時代から肉を食べてきたという。諏訪大社が肉食を許した「鹿食免」という札もあった。飛鳥時代に肉食の禁令が出されたが、動物を殺して神に捧げる儀式は、豊作の祈りと密接と絡んでいたようだ。

空腹は生きている証拠。こんな不安な時代だからこそ、命の恵みに「いただきます」と感謝しつつ、できる範囲で自らの「生」を実感したい。

生きることは食べること、食べることは生きることなのだ。

(文・記者 吉川慧


自炊を始める単身者におすすめしたいこの1冊

ゆる自炊BOOK

もやしとニラ、豚こま切れ肉(今回は豚挽き肉で代用)で作る「ふわしゃきにらたま」に挑戦。

撮影:横山耕太郎

いつものように近所の松屋や、家系ラーメンの店に行きにくくなったこともあり、自炊を決意。そこで役立っているのが『ゆる自炊BOOK』だ。

もやしとひき肉で作る「もやしバタ炒め」から、フライパンでつくる肉じゃがなど、だいたい3工程でできるメニューがズラリと並んでいる。

ある日、原稿を1つ終え、午後8時から調理開始。炒めた卵を1度フライパンから取り出すのがポイントの「ふわしゃきにらたま」をつくる。砂糖と酒がなかったため、ソースを入れて味を調整。わずか10分で完成した。巻末の「くさりかけ野菜辞典」も、冷蔵庫に眠る野菜がいつまで食べられるか知るのに役立つ。

この本は、三省堂書店のカリスマ書店員・新井見枝香さんのエッセイ「本屋の新井」で紹介されていた本。本好きには、ぜひこのエッセイもオススメ。読みたい本がたくさん見つかるはずだ。

(文・記者 横山耕太郎


自粛中の今こそ筋トレを

ダンベル

ダンベルは、最初のうちは片方で20キロまで重くできればほとんど問題はない。

撮影:臼井拓水

筆者は現役の大学ラグビー部員であり、普段は大学のジムで筋トレを行っている。しかし、大学から部の活動自粛が求められジムは閉鎖、24時間営業の月額制ジムも休業となり、自宅にトレーニング用品を揃えることにした。

購入したのは「フラットベンチ」「可変式ダンベル」「ヨガマット」の3点。フラットベンチがあることでダンベルトレーニングの幅は広がり、ヨガマットは自重系のトレーニングの際や、フローリングの傷つき防止に必要となる。

これらのトレーニング用品は、この期間に初めて筋トレを始める人にこそオススメしたい。諸説あるが初心者のうちは、器具を使わない自重系のトレーニングはダンベルなどを使った重量を扱うトレーニングよりなかなか筋肉に効かせづらいと言われている。やり方を間違えて行ってしまっていて目的の部位ではないところに負荷がかかってしまったりするからである。

(文・インターン 臼井拓水


脱・コロナ鬱。引きこもり素人でも継続できる筋トレ環境づくり

筋トレ

リビングのジョイントマットが筋トレにうってつけだったことを発見。

撮影:稲葉結衣

編集部がテレワークに切り替えてから、毎日ベッドにパソコンを持ち込み、業務をこなしていた。愛猫につられ、食っちゃ寝の生活を送り続けた結果、同居している家族に指摘されるほどに太ってしまった。

太った原因はまぎれもなく運動不足だ。1日の平均歩数1425歩という数字が物語っている。4月序盤には短時間でもウォーキングなどの運動を心がけていたものの、面倒くさがりの私は3日でリタイアした。太ったこと以上に健康上の問題が生じないか心配になったため、ついに筋トレを決意した。

参考にしたのはYouTubeの筋トレ動画。2週間継続してもまだ体形に変化は見えないが、翌日の筋肉痛を防ぐために入念に行っているストレッチのおかげで、デスクワークによる肩や腰の痛みが改善された。

また、夜に筋トレを行うことで程よい疲労を感じ遅くとも深夜1時過ぎには睡魔が襲ってくるようになり、メリハリのある生活を送っている。以前は朝の5時に寝て昼過ぎに起床していたことを考えると、大幅な生活リズムの改善といってもいいだろう。

iPhone 7

iPhone 7とワイヤレスイヤホンを購入したことで、筋トレの心理的ハードルが低くなった。

撮影:稲葉結衣

三日坊主で終わらせないためにガジェットに工夫を加えてみた。

小型iPhoneの熱狂的ファンで「iPhone SE(第1世代)」いまだに愛用しているが、1週間前に落下のダメ―ジでカメラとライトが使えなくなったのを機に「iPhone 7」を購入した。

同時に今まで使っていた有線イヤホンを、ついにワイヤレスイヤホンに新調した。おかげでネットフリックスやYouTubeをパソコンで見ながら、立ったり座ったり寝転がったり、どんな体勢でもイヤホンを気にせず筋トレができるようになり、稼働範囲の限られる有線イヤホンのストレスから解放された。思い返すと、iPhoneを落下させ壊れる原因となったのも有線のイヤホンだった。

昼夜逆転の生活も相まって、社会問題の「コロナ鬱」を危うく発症しかけたが、筋トレにより未然に防ぐことができた。身体を動かすことで得られるリフレッシュ効果に加えてペットのヒーリング効果も絶大だ。アニマル・セラピーという言葉もあるように、猫を見ているだけでストレスが軽減され、気づいたら数時間が経過していたなんてこともしばしばだ。

コロナ明け、自堕落な生活を改善し心身共に健康になった姿で出社、登校するために今日も筋トレをする。

(文・インターン 稲葉結衣


在宅が楽しくなる「ラジオ体操・ヨガ・テイクアウト」

タイムテーブル

つくったタイムテーブルは家族全員が必ず目を通す場所に貼り出しておく。

撮影:高阪のぞみ

最初は私ひとりの在宅勤務だったのが、小学生、夫、保育園児と増えていき、結果4人がほとんど常に仕事や生活を共にすることに。始まってすぐ、円満な在宅ライフのために必要、と気づいてやったのは「タイムテーブルづくり」だ。

大まかな予定を書き出して目につくところに貼っておけば、絶対に邪魔されたくない会議はこれ、ここはみんなで散歩に行ける時間、がひと目でわかる。

その中で、私のルーティーンになったのが、次の3つだ。

  1. 朝のラジオ体操
  2. 寝る前のヨガ
  3. 週末のテイクアウト/デリバリーの活用

久しぶりのラジオ体操、甘く見ていたけれど肩こりや腰痛にも効くというのは発見だった。これは子どもと一緒にやっている。夜のヨガは、ホットヨガに行けなくなった今、欠かせない。20分くらいの動画を見ながらのヨガは、達成感もある。

そして、一番の楽しみはテイクアウトご飯。近所のママ友とのLINEグループにはテイクアウト情報が毎日流れてくる。実際に試した感想を聞いて、次はどれにしようかと思いを巡らせている。

(文・BI Brand Studioチーフプロデューサー 高阪のぞみ


スマートスピーカーは仮想執事の夢を見るか

LF-S50G

3DKほどの我が家には全部で5台しかスマートスピーカー/ディスプレイが稼働していないが、中でもお気に入りはブルーのカラーがかわいいソニーの「LF-S50G」だ。

撮影:小林優多郎

さんざんスマートスピーカーやスマートディスプレイの記事を書いてきた筆者だが、原則テレワークの勤務となってその利用頻度はグンと上がった。理由は明白。スマートスピーカーが使われない理由の上位に挙げられる「ウェイクワード(OK, GoogleやAlexaなど)が恥ずかしい」が消え去っているからだ。

そこで、ここぞとばかりにスマートスピーカーに色々な仕事を任せてみた。以下はその実例だ。

  • 「OK, Google. 仕事開始」……仕事部屋のライトが点灯。同時に、ほかの部屋のライトやテレビはオフに。
  • 「OK, Google. 食事開始」……リビングのライトが点灯し、テレビがオン。同時に、ほかの部屋のライトはオフに。
  • 「OK, Google. 仕事終了」……寝室のライトをオンに。それ以外のライトをオフに。
  • 「OK, Google. 手洗い」……40秒間のBGMを再生。
  • 「OK, Google. 買う物を追加 しょうゆ」……スマホのToDoアプリに「しょうゆを買う」と登録。登録後は家族共有LINEに自動で通知。

ライトなどはGoogleアシスタントやAlexaで操作できる環境にそろえておく必要はあるが、筆者の場合はすべて「Google Home」アプリや「IFTTT(イフト)」という別サービスで、プログラミングスキルなしで設定できる。もちろんタイマーやアラームといった機能は標準でついているため、会社員であれば始業終業のベル、小中高生であればチャイム代わりに使えるのではないだろうか。

もはや我が家でスマートスピーカーは生活にも仕事にも欠かせない“執事”的な存在になっている。ただ、ときたま自分が「仕事開始」と言うと暗くなったリビングから悲鳴が上がる。アラーム解除のコマンドがうまくいかないのか、鳴り続けるスピーカーに対して悪態をつく声も聞こえてくる。

とりあえず、休みの日には近所に売っているおいしいスイーツを2人分買ってこようと思う。

(文・記者 小林優多郎


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