【音声付・入山章栄】昭和的組織に決別する鍵は人事。「戦略人事」に生まれ変わる3つの方法

経営理論でイシューを語ろう

撮影:今村拓馬、イラスト:Shutterstock

これからの世の中は複雑で変化も早く「完全な正解」がない時代。コロナウイルスがもたらしたパラダイムシフトによって不確実性がさらに高まった今、私たちはこれまで以上に「正解がない中でも意思決定するために、考え続ける」必要があります。

経営学のフロントランナーである入山章栄先生は、こう言います。「普遍性、汎用性、納得性のある世界標準の経営理論は、考え続けなければならない現代人に『思考の軸・コンパス』を提供するもの」だと。

この連載では、企業やビジネスパーソンが抱える課題の論点を、入山先生が経営理論を使って整理。「思考の軸」をつくるトレーニングに、ぜひあなたも参加してみてください。参考図書は入山先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし本を手にしなくても、この連載は気軽に読めるようになっています。

前回から引き続き、読者のみなさんから寄せられた声に、入山先生が経営理論を思考の軸にしながら答えていきます。この議論をラジオ形式収録した音声でも聴けますので、そちらも併せてお楽しみください。

さて、今回取り上げるEさんは、経営陣がHRの重要性を理解していないことにモヤモヤされているようです。

【音声版の試聴はこちら】(再生時間:5分01秒)※クリックすると音声が流れます

みなさんこんにちは。入山です。今回も引き続き、連載初回で僕が出したお題、「あなたがいまビジネスで抱えている課題やキャリアの悩みについて教えてください」という投げかけに対する読者のみなさんからの回答と、それに関連する経営理論を紹介していきたいと思います。

今回ご紹介するのは40代後半の男性会社員、Eさんからの回答です。EさんはHR(ヒューマンリソース)の重要性を周囲が理解していないことを嘆いておられます。

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